新・時の軌跡~yassuiのブログ~

旅の話、飯の話、リビドーの話。

映画「LIFE!」

どうも僕です。

この映画を見たのは二回目だけど、二回目のほうが泣けました。

 

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〜あらすじ〜

「世界を見よう、危険でも立ち向かおう。それが人生の目的だから」というスローガンを掲げる伝統的フォトグラフ雑誌『LIFE』。

ウォルター(ベン・スティラー)は、『LIFE』編集部のネガフィルム管理部門で真面目に働きながらも、地味で平凡な人生を送る冴えない男。

想いを寄せている同僚のシェリル(クリステン・ウィグ)に直接声を掛ける勇気もなく、彼女がパートナー探しのウェブサイトに登録していることを知れば、自身も登録してみるものの、特徴的な体験談のひとつさえも書くことがない。しかしお得意の空想の世界では、時にアクションヒーロー、時に勇敢な冒険者となり、シェリルに対して情熱的な台詞を言うことも出来た。しかし所詮それは、空想の世界の出来事でしかなかった。

ある日出社したウォルターは、突然のライフ社事業再編と、それによるLIFE誌の廃刊を知らされる。同時に、事業再編を担当する新しいボス、テッド(アダム・スコット)がウォルターらの前に現れる。

LIFE誌を代表するフォト・ジャーナリストであり、冒険家のショーン(ショーン・ペン)は、いち早く事業再編による廃刊を知っており、ウォルターへの手紙と、LIFE誌のための最後の撮影フィルム、そしてウォルターのこれまでの仕事ぶりに感謝を込めた、革財布の贈り物を届けていた。

しかしショーンが「自身の最高傑作ゆえに、最終号の表紙に相応しい」と記す「25番目のフィルム」はそこにはなく、撮影フィルムから欠けていた。

テッドによる容赦ないリストラクチャリングが始まる。同時にテッドは、最終号の表紙を飾る予定の、25番目のフィルムの早急な提出をウォルターに求める。

25番目のフィルムの在処はショーンしか知らない、と悟ったウォルターは、映像が写っている残りのフィルムを元に、シェリルの協力も得て、ショーンの所在を推理するが、それはニューヨークから遠く離れた場所、グリーンランドであった。

気がつけばウォルターはオフィスを飛び出し、ショーンを見つけるべく、エア・グリーンランドヌーク行きの飛行機に飛び乗っていた。この瞬間からウォルターの、空想の世界ではない、現実の世界での冒険がはじまる。同時にこの旅は、彼自身の人生の転機、思いがけない人々との出会いの旅となるのであった。

 

よくあるというか、人からシンプルに聞く話として、

「旅をしなよ、人生が変わるから」

というのがある。

往々にしてそんなドリーマーな人生を送れる人間なんて仕事をまともにしていれば少ないし、単純に旅だけして飯を食っている人間といえばライターか冒険家か音楽かヒッピーか。そんな旅オンリーの人生送れるかアホ!

 というのは時間ある、作れる人間への嫉妬であって、やはり旅はいいあと思う映画だった。

 

主人公は最初は都会の冴えない会社員で、旅を通じて成長する・・・というのはありがちな話で、その成長はいい女を見つけるとか、日常を改めて大切にするみたいなざっくりパターンがいわゆる「自分探し」旅 ストーリーに多い。

この旅映画が見せるのは、旅を通じて得た人や自然との出会いが、人生を再認識させる瞬間だった。

 

劇中に登場する世界を飛び回る写真家も、結局は都会の片隅で自分の仕事にプライドをもって淡々と職人気質の仕事をしていた主人公に敬意を持っていたし、彼自身が自分の仕事を

「世界を見る、人を知る、それが人生」

という社是に結びついて意識できていなかったんだろう。

冒険的な旅は彼にとっておそらく、何か新発見をするというより都会にいる自分を客観的に見る機会として貴重なものだったはずだ。

 

人生の一本道はおそらく、自分しか責任の持てない一本道であるが、自分を肯定できない瞬間もある。

旅が人生に与えてくれるエッセンスというのはおそらく、その瞬間での感情的判断以上に、自分の人生の客観的価値観を多様化させてくれることにあるのだろう。

「これは人生の終わり?いやいやたまたま通り雨が降っているくらいだろ」みたいに。

 

世界を見よう。そして感じよう。

 

「すべての旅は自分へとつながっている」はずなんだ。 

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大叔母が亡くなった

そうである。御年90は超えているであろう。

僕自身、記憶のある範疇で彼女にあったのは大学の時だから、8年以上前になる。その時は彼女はしゃんとしていて、僕や父に激を飛ばすほどに元気だった。

 

ひとつ感じるのは人と触れ合う時間の貴重さである。

ざっくりとした記憶だが、実家をでて一人暮らしをした場合、親と触れ合う時間はそれまでの人生の何十分の一になるという。

 

肉親でもそうなのだから、どんなに大切な友達でも、たまの親戚でも。旧交を温められないうちに時間が思い出を錆びつかせるだろう。

 

人間は一人で生まれ一人で死んでいく。ただ、目の前に来ては過ぎゆく人を愛さずにはいられないし、それが人の生きる喜びのはずだ。

また、死にゆく人にとっても、唯一残せるのは自分の知人の誰かの記憶に残ることかもしれない。

ワンピースのチョッパーが仲間になるあたりで、ドクターヒルルクが、「人が本当に死ぬのは、みんなの記憶から消えることだ」とかなんとか言っていた。

まさにそのとおりで、3世代遡れば目の前に残るはただの墓石。

よほどの英雄でもなければ生前を知る者はないのである。

 

いろいろと踏まえると、誰かが亡くなった、という話を聞いたとき、それを本当に悼むことができる行為は、その人の思い出を新たにすること、そして繋いでくれる人につなぐこと。そう思うのでした。

 

思いまとまらず。合掌

 

よつやさん

 

よつやさんが亡くなった。

 

四ツ谷駅前の、イグナチオ教会の前で暮らしていた男性である。

御年72歳だったらしい。

僕が大学通い始めたのは今から約10年前になるが、その時からよつやさんは教会の前で暮らしていた。

四ツ谷駅前というのはちょっと特殊な空間で、人混みもなく、教会の前ということもありどこか清廉な雰囲気のする場所なのだが、そこに佇むよつやさんから異質な存在感を受けた記憶がある。

 

だが日本の色々な場所を旅して見聞を広めたり、大学の授業や読書で少しずつ考えが深まるにつれ、僕の中でのよつやさんの在り方は少しずつ変わってきた。

どんな人生を経てここにたどり着いたのか。ずっと交差点に佇み、何を見て、何を考えていたのか。また、よつやさんを見たときに感じた自分の気持ちは、とても浅はかではなかったかと。

 

よつやさんの目は鋭かった。何かいつも怒っているかのように見えたが、教会に礼拝に訪れるフィリピンや、ベトナムの人の中には、よつやさんの隣に寄り添い言葉を交わす人も少なくなかった。

 

大学を卒業し、折に触れ四ツ谷に訪れてもよつやさんは健在だった。

最後に姿を見たのはGWのことだ。

一言も言葉はかわさなかったが、そんなよつやさんがいなくなってしまったと思うと、胸の奥がチクッとするような、そんな気持ちだ。

 

合掌。

 

本を読まなくなった僕を見つめる大学生の時の僕


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どうも僕です。

あけましておめでとうございます。

久方ぶりに小説を読んだ。

 

最近まったく活字を読まなかったわけではないが、ビジネス書や旅行ガイドブックを読むくらいのことが多い。小説を読むのとはまったく違う行為だ。

本を前者は現実世界をなぞるための情報をダイレクトに得るための行為であり、後者は物語を読み解きながら読者が都合よくメッセージを解釈し、各々が「どう考えるか、どう生きるか」の糧とする行為ではないだろうか。

 

現実世界にフィットすればフィットするほど、得る情報は現実をなぞるものだけで良くなる。仕事での実力をつけるのであればスキルや自己啓発、実業的な情報を得るべきだし、オフタイムに人とコミュニケーションするのであれば遊び場やグルメの情報を得るべきだろう。いかにせよ、その情報は直接的に時間を豊かにするためのものに他ならない。

 

一方で小説を読むという行為は自己の世界をかき回し幅を広げるが、それが外的に変化をもたらすことはあるかというと一切ない。その時間は自分だけのために使われる贅沢なものだ。

現実世界にフィットせざるを得なくなればなるほど、その時間の優先度は下がり、所蔵する文庫本の数は減っていく。

それは大人になるうえで至極まっとうなことだが、小説の読書量が減るにつれひしひしとした危機感を感じることがある。

 

渇望が徐々に薄れていっていることだ。

 

もっとこんな価値観を知りたい、こんな世界を知りたいという渇望が薄れている。

自分の周りに薄皮のようにまとわりつく義務的な世界に自分をフィットさせることに終始してしまっている。

 

もう少し、強引にでも読みたくなる本を探して読んでみなければ。

 

今年もよろしくお願いします。

 

 

同じ夢を見る

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どうも僕です。

最近同じ夢を、厳密に言うと三部続編で見ています、

 

一部

僕のやっている仕事がよくない状況を生む。

その時なぜか警察に自宅を取り囲まれて、僕はトム・クルーズばりのワイヤーアクションでマンションから逃げる。あでもそいつらはどこまでも追ってくる。近くの公園も、駅も、逃げ込んだ行きつけの新橋の飲み屋まで。でも逃げ続けるしか無い。そこで眼が覚める。

 

二部h

自分と同じで仕事がうまくいかない人がタワーに幽閉されている。僕はなぜかその人を助けに行く。いく先々のフロアで僕はこう言われる

「この疫病神」現実では決してそういうことを言わない人々だけに凹むが僕は何故かタワーに登っていく。

やはりトム・クルーズばりのアクションで鍵を爆破し、幽閉された人を助ける。

すると僕はこう言われる。

 

「ハロー、俺はお前のせいでここにいるんだ、償え」

 

僕はタワーを下り始める。そこで眼が覚める。

 

三部

ひたすらタワーを下る。ゆく先々には僕の仕事のせいで迷惑をかけた人たちがいて、やはり追い払われる。行く先々で追手に内部告発されて、僕は排気口に隠れてやり過ごす。

ようやく1Fに降りる。出口はすべて監視で塞がれていて、とうとう僕はつかまる。

僕を羽交い締めにした一番信頼していた人がこう言う。

 

「お前のせいでこうなってるんだよ」

 

眼を覚ます。一睡もしていない気分だが空は明るい。

一つ言えることは、やはり自分が至らないからこういう夢を見るのだ、ということだ。

どうも僕です。

厳しいのか、厳しくないのか?そう言われると厳しいです。

 

仕事が大変、そういうのは簡単です。

大変じゃない仕事なんて無い、そう思います。

 

じゃあ何が大変なのか?外部環境なのか?内部環境なのか?調整なのか?すべて大変だと思います。

その向こうへいこう。言うのは簡単です。いろいろな現実と状況にぶつかりながらやっていかざるをえないのだと思います。

 

今こういう文を書いて思うのは、現実に飲み込まれている、というただそれだけです。

先人の思いを読んでどう思ったのか、それをどう活かすのか。

そんな余裕なんて無い、ただ突き進まねばならない。

その時、一抹の寂しさを感じます。

 

ほんとうの大人になるには、仕事のいろいろな思いを制御して、かつ自分でしかできない色を描かなくては行けないのだなと感じます。

という小学生バリの作文でござる、。

僕に使われてきた携帯と携帯に使われてきた僕

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どうも僕です。

最近阿修羅の如く断捨離に没頭している僕なのだが、久しぶりにこいつらと対面してしまった。

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いわゆる「昔使ってきた携帯」群である。

 

思い出を振り返ってみたい。

初携帯「J-N04」

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ケータイWatch ケータイ新製品SHOW CASE「J-NO4」

思えば中学2年〜高1くらいだったろうか。

最初は電車通学していた僕に万が一のためにに持たせてくれたのだろうが、ガキの気持ちとしてはメールができるということが驚きで、馬鹿の一つ覚えのようにメールに興じていた記憶がある(男同士で何が楽しかったんだか。。。)

当時はN503ì全盛期。友人がìアプリがどうこう、着メロがどうこう言っている中でまだ写メールを武器に躍進する前のjphone。

携帯の中に入っているスノボゲームで溜飲を下げていた。

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同じNECなのに、DOCOMOじゃないから、DOCOMOじゃないから・・・

そう、当時高校生的にはNTTDOCOMOは、「貴族のキャリア」だった。

2台目携帯 J-SH53

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高1〜高2モバイル端末を持つ喜びを教えてくれたのはこの機種と言っても過言ではない。

JPHONEがVODAFONEに移行することが決まり放たれたこの機種は、当時最大クラスの液晶に高画質カメラ、SDカードの大容量を備えた奇跡の端末だった。

手のひらに美しい画像をもつ喜びがそこにあった。そして、僕はアイコラをたくさんSDカードにためこんだ。

このブログを始めたのもタスクに誘われてこの携帯からメール投稿し始めたのがきっかけである。

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あとはVODAFONEというキャリアもなんとなく高校生の腐れ自尊心を満たしてくれたものだ。175RのCM,覚えていますか。。。

3台目携帯 802SH

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高2冬〜高3 これは魔法のiらんどバリの黒歴史である。

機種で満足していたSH53だがVODAFONEはサービス内容であっという間に差をつけられた。「パケット定額」の登場だ。宇多田ヒカルがさっそうとCMをした「FOMA」はなにやら定額らしい、と噂が広まる。

男子高生の脳内ではそれは「エロ画像、エロ動画落とし放題」を意味した。

待望のVODAFONE3Gのパケ放サービスがでて、対応機種としてSH53をリリースしたシャープに期待したのだが。。。

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接続の遅さ、キーのレスポンスが1秒後、度重なるフリーズ、健全に動いていると思っていたら再起動、など挙動不審を繰り返しエロどころではない。この事態は大いに僕を失望させた。

画像もJ-SH53を遥かに下回り、新機種を購入する際は「人柱」という言葉があることを知ったのである。

4台目携帯 705SH

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高3年〜大1年 大学入学の際、こんな繋がるかつながらないかわからんような携帯では、華の(当時はそう夢見ていた)キャンパスライフスタートに支障をきたす!

そう考えていた僕は、「安くてもいいから。。。」と前機種の802より低スペックの機種に機種変。

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ところがこれが優秀だった。

薄さ、カメラ、追従性、液晶、処理速度どれをとってもハイランクなはずの802を上回ったこの機種は大学時代の合宿、旅行などで十分使い倒せた。

キーもアルミタッチでなかなか気に入っていた。

この頃の記憶というとmixiの躍進だ。足あとをチェックし、日記を書き、ブログも書き。。。今思うとなんともアホだが結局残ったのは当時終わったと言われたブログだったというのもまた感慨深い。

エロ方面は大学入学時入手したPCへ交代したため、エロ方面の使い方をすることはなく、実に健全なガラケーであった。

5台目携帯 シャア専用携帯

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キャリアが完全にsoftbankへ移行し、性能も安定。ネタで、バイト代で初めて自分でかった携帯だがまる3年、十分使い倒せた。僕のヲタ全盛期と重なる機体である。

ザクの頭は未だに家にある。

6台目携帯 F-03B

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大学4年の冬、内定先の都合上そろそろsoftbankを脱せねばなるまいということで初ドコモ。時代は代わりsoftbankがiphoneで猛追を開始していたがいやいやまだまだガラケーでしょ、ということで買った09年冬当時最新鋭機種。

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防水、おサイフケータイ、ワンセグ、デジカメばりのカメラ、もりもりのIアプリや指紋認証機能と、盛りだくさんであった。

処理速度も4年近く使った機種と比べ文明開化を感じた。しかし。。。

7台目携帯  XPERIA arcf:id:yassui0149:20151014000945j:plain

社会人1年目の冬、結局初スマホを購入。

WEB担当に就任したこともあり、スマートフォンを使ってみないことには始まらない、と感じた勢いである。

docomo草創期の端末で、処理速度についてはガラケーに分がある状態。

しかしなにより、飛躍的な画面の大きさに驚いた。

単純に画面が大きいだけで、これだけの情報が見らるという至極当然なことにはまった。それに輪を書けたのがTwitterとFacebookの躍進である。

アプリで1タッチで起動する、という今までのブラウザ感覚から一気に思考が変化したが、その分より早い処理速度とLTEにあこがれ、あっという間に高機能機種に買い換えたくなった。

8台目携帯 GALAXY NOTE2

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大きいことはいいことだ、と単純思考に陥った僕は2年目の冬にGALAXY NOTE2を購入。初のLTE体験ということで、これはもはやガラケーを完全に引き離したなと体感した。

容量、処理速度、画像の美しさともに最高で、これもまた持つ喜びを覚えさせてくれた機種である。

9台目 ZENFONE 2

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しばらくはNOTEでいいや、、、と思っていたのだが(途中からDOCOMOを解約しOCNモバイルで使っていたがそれでも)

いよいよSIMフリーも安かろう悪かろうではなく、本命が来たということで3年ぶりに新調。CPUもメモリも、廉価ノートに追いついた性能を堪能している。

 

こうしてみるとまったくえらい進化である。

というか、2年に1回ペースでなんだかんだこのデバイスを変えているが、やはりガラケーからスマホへのシフトは強烈なものがある。

今後はどんなシフトがあるのか、面白さ半分怖さ半分といったところか。

ホーチミン旅行感想〜チョロンとサイゴンスカイデッキ、Nha Hang Ngon(ニャーハンゴン)〜

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2日目はダウンタウン的なところに行こう!というところでホーチミン都心から離れ華僑が多く住む街、チョロンへ。

www.tripadvisor.jp

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相変わらずバイクだらけ。信号があるところはまだいいが、基本無い。そんな通りを渡る時の掟は「流れが切れそうなところで一定の速度で歩く」。

流れが切れることはめったにないので、えいやで渡る。急に途中で急いだり止まったりするとバイク側がテンパるので、淡々と渡ればいい具合に避けてくれる。決してビビらないように。という按配である。

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都心から離れるほど車の数が減り、端的な言い方ではあるが、肌の色の黒い人が増える。別に僕はレイシストでもなんでもないが、これは体感としての感想である。

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チョロンは中華人街ではあるが、横浜や神戸のそれとは違い、あるのは主に問屋街である。

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小規模なBtoBである。

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ポリタンクだけの店、エアコンだけの店、ラジオだけの店、結婚式の花だけの店、仏壇だけの店など、専門店街が色濃く残る。

その中でも大規模な市場がビンタイ市場である。

都心に近いベンタイン市場と違い圧倒的ローカル感。代わりに呼び込みもいない。

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エスカレータはあるが止まっている。

この市場をオススメする人は

・ローカルの人々が働く日常を見たい人

・多少のごみごみや匂いは我慢できる人

である。

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べらぼうに広い市場には本当にところせましとものが並んでいる。

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買い物をする人もいるがここも多くの店は卸商売なので、大量買いする必要があるのではないか。

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通路はこんな趣。

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ここで飯を食うのは自重しておいた。

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このダウンタウンと、ショッピングセンター付きのタワマンが建つコントラストもなかなかの感じである。

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ここから再びタクシーに乗って都心へ。今回はしっかり最短ルートで運んでくれた。

昼飯はフォー24。ラップ&ロールのように、清潔な大衆レストランという感じ。

フォー24 (ドンコイ通り店) [ホーチミン]のグルメ・レストラン 徹底ガイド・クチコミ・評判 - フォートラベル

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レモングラスやドクダミなど、日本では出てこない香草がいっぱい。

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これに

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こうする。これで250円。旨すぎて、二杯食った。

食後はベトナムコーヒーである。

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フォーよりちょっと高いくらいだが、これが異常にうまい。お湯でゆっくり濾して飲む。エスプレッソレベルの苦味なのだが、その裏にショコラのような香りが潜んでいて、高級チョコを食べているような気分だ。

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リラックスして外に出ると隣のホテルで火事があって消防車が大噴水。

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都心部にはなぜかジョリビーや

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モーパラが。そぞろ歩いている間に日が暮れ始め、夜景をみようとサイゴンスカイデッキを目指す。東京タワーとかスカイツリー的な場所である。

www.tripadvisor.jp

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入場料1000円と、ベトナムではダントツで高いのだが・・・今までまわった市街を俯瞰できなかなか満足できた。

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これが

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こんな感じ。

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中も空いてていい按配です。

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夜の市場方面も綺麗。

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夜のグエンフエ通り(ホーチミン像前)。なかなか賑やか。

夜食はNha Hang Ngon(ニャーハンゴン)

目の前で調理されている料理を見ながら選び、注文できるオープンテラスの人気レストランである。

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なかなか高そうな雰囲気だが心配ないプライスであるのがうれしい。

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こんな感じで選べる。

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ベトナム風お好み焼き(バインセオ)と生春巻き。

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ビールを4杯飲んで

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やっぱりうまいチキン付きチャーハンを食っても1300円くらい。サイコー。

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最後はホテルのルーフトップバーでカクテルを飲み、〆。

 

ベトナム、ホーチミンの総合的な感想としては

・とにかく物価が安く、飯がうまい。

・バイクが多いので通行はコツをつかむ必要あり

・今まで行った都市の発展度としてはシンガポール>台北>イタリア>セブ>ベトナム>インド しかしそれでも清潔で徒歩で十分回れる。治安もいい。

 

十二分にリフレッシュできる旅行であった!!!!

ホーチミン旅行感想〜ベンタイン市場とシークレットガーデン〜

一ヶ月以上ぶりの更新。

どうも僕です。

先月から仕事の内容が少し変わって、初めてのことが多い日々だが、元気にやっとります。そういえば、先週はベトナムのホーチミンへ夏休みを利用して旅してきた。

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(とにかくバイク、老若男女バイクである)

社会主義の色の残るベトナムだが、近年は発展を遂げているだろうな〜。

さらに首都ハノイ、商業都市ホーチミンのホーチミンへ行ったということもあり、結構街も刺激は少ないかな〜。

と思ったがその予想を裏切るワイルドな街だった。

〜ウィンザープラザホテルからベンタイン市場〜

深夜着の便だったためホテルまでバスで移送されたら即就寝。

ホテルは↑。航空券とホテルで55000円くらいのツアーだったがまさかの高級ホテル。。

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屋上はルーフトップのレストラン、バーになっている。

インドの監獄のようなゲストハウス、シンガポールのインド人街のビジホ、台湾のラブホを改装したホテルと比べれば夢のような宿である。

尚、中心街から離れているがバスが1時間に1本出ているので不便はなかった。

翌朝、バスに乗ってベンタイン市場へ。

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(バイクの多さの割に基本信号は無い)

ベンタイン市場は、ホーチミンの観光名所的なボッタクリ活気のある市場。

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さっそくだが歌舞伎町ばりの「oni-san oni-san」が聞ける。

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ベトナムに来て困るのが金の計算だ。ざっくりだが200ドン=1円。このコーヒー豆なんかは63000ドンして「エッ!」となるが実際は150円である。ものにもよるけど日本の4分の1くらいが相場かもね。

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1枚ポロシャツ6000円とかふっかけてきたのでどこまで値切れるか試してみる。

結局2枚1200円で買った。絶対パチモンのラルフ・ローレンだしこれでもぼられてるんだろうけど、こういうコミュニケーションが旅の醍醐味でもある。

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いい加減売り込みがうざくなってきたので、 市場を出て街に慣れることにする。

統一会堂、聖母マリア協会、中央郵便局へ

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ちらちらと道行く人を眺めながら中心街へ。市場から15分もあれば観光地の固まっているエリアへ出られる。

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統一会堂。ベトナム戦争終焉後。ここに戦車が突入し、無血開城でベトナムは開放されたそうな。

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聖母マリア協会。キリスト教徒は少なくはなく、中は静かに歌が響く。

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世界中どこに行ってもカテドラルはあるが、西洋人はアジアの教会を見てどんな気持ちなのかね。

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個人的には圧倒的に豪華なイタリアの教会と、陰鬱な感じのフィリピンの教会が好き。ここは質素で清潔な教会、という趣。

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中央郵便局。

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完全にカオスな路傍と比べ旧統治時代の施設だけ秩序を感じる、アジアあるあるである。

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俺の番、マダー?

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洒落た土産物なんかも売ってるが、雑貨系はベンタイン市場の2倍以上する。売り込みに耐えられれば市場推奨だ(ベンタインでも一般的な市場より高いらしいが。。。)

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ちなみにこのおっさんはずっと郵便局の前でパン売ってるらしい。

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道路にバイク停めすぎ、、、

ひとしきり歩き腹が減ったので春巻き専門店「ラップ&ロール」へ

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入り口に警備がいるレストランは、たいてい路傍の屋台よりは高いが清潔。ここも多分に漏れないが比較的大衆的な部類に入る食堂だ。

春巻き一皿150円くらいかな。安い。

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野菜がしっかりはいってるので結構腹にたまる。

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とどめのチャーハン(コムチャー)。もとのご飯がパリパリだがしっかり火が通っていておこげみたいな香ばしい味だ。タレをつけて食うとめちゃうま。

このセットも300円くらいだ。実にイナフである。

食い終わるとスコールが降ってきた。しばらく待つが止む気配もなく、タクることに。

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初乗り50円くらい。白のvinasanタクシーか、緑のマイリンタクシー以外はぼったくり率が高いので注意・・・してマイリンに乗ったのだが、こやつ、英語ができぬ。

どうどうと指定したデパートと逆方向に走ってぐるぐる回ってるので人力で誘導。

しかし「ストレート!」というとカチッとウインカーをつけて右へ、

「ライトライト!」とジェスチャーしてもしれっとまっすぐ行く始末。

英語が通じる分インドのオートリクシャのおっさんのほうがマシか。いや、それはないな。

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そうこうしている内に雨も上がり、中心街を歩く。ホーチミンおじさんの像。

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地下鉄建設中。そう、ベトナムには地下鉄が無いのである。ハノイのも建設中とか。

まさかのインド以下。

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サイゴン川。スコールの後だからか、治水が悪いからか、木とかが流されてきてる。そして猛烈に臭い。

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川辺のベンチにゆっくり座る気分にはなれないのであった。

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日も暮れてくると、帰宅ラッシュ。

ベトナムの会社は8時から17時までが多いとか。定時で上がる人々のバイクで殺人的に混む。

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積極的に歩道も走ってくるのでかなりクレイジー。富士急よりもこっちのほうがスリルあってなかなか楽しめるよ、HAHAHA

〜晩飯はシークレットガーデン〜

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同行者の友人と会うためにレストラン「シークレットガーデン」へ

雑居ビルを登っていく。

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途中のテナントは完全にアパートである。

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屋上まで登るといい雰囲気。

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333ビールは200円くらかな?あっさりしてるけど、意外とアルコール5.6%ある。

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軟骨唐揚げ

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らっきょうサラダ

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小魚の唐揚げ

撮り忘れたがここでもコムチャーがガーリックが効いててくっそうまかった。

タレをつけるのも同じである。

同行者の友人のベトナムの人は、マーケティングマネジャーが仕事の人で、Webマーケティングに力を入れている人だった。

ほとんど英語が正確に聞き取れなかったが

・SEOを意識したWebライティングやニュースリリースなど、全てはプラットフォームになるGoogleと、端末になるスマホを意識して仕事しなくちゃいけない。

・グローバルのチェーン店舗を任されているが、フランチャイズ化が進めば進むほどコンセプトと品質は同じに保つ必要があると強く感じる。

・前職は金融だったが、成長性には疑問を感じていた。ビジネスの限界を打ち破るのは、今までになかった仕事を創造できるようなクリエイティブな会社だし、それに近しい仕事をするほうがエキサイティングだ。

的なことを言っていた。 

言葉は違えど、似たようなことをみんなやって、考えているんだなーと改めて感じた夜だった。

ちなみにビール飲みまくり、満腹で1200円。大満足である。

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フォーだけじゃなかったわ、ベトナム。