新・時の軌跡~yassuiのブログ~

旅の話、飯の話、リビドーの話。

朝の風景

僕が現在のルートを使って登校してから4年半が経とうとしている。

4年半…それはかなりの月日である。これだけ長い間同じ時間、同じ電車に乗ると言葉を交わすことのない顔見知りがたくさんできる。

まぁまず筆頭に上がるのが女学生(笑)彼女らの変遷ぶりには驚かされる。

小学生の時塾が一緒だった女の子と毎朝地元の駅で会う(別に仲がいいわけではないのだが)。彼女は小学生の時身長は130くらいで、手足も折れそうなくらい細かった。だが、この4年半という時の流れは彼女を目も当てられないほどに肥大させてしまった。

また逆のケースも然り。中央線の途中駅で乗ってくる、お世辞にも可愛いとはいえなかった吉祥女子の女の子は、ここ二年でウエストがキュッとしまって、顔の肉も落ち、10人男がいれば6人は反応するであろう美人に成長した。

また新大久保で時折擦れ違う中杉の女の子は、2年ほど前はストレートをかけた綺麗な髪と、白い肌をしていたのに最近はヤマンバ化している(:_;)

次に挙げられるのはオッサンだろうか。これはもう目の毒ばかり。毎朝電車の中でスポーツ新聞を読みながら大量のフケを撒き散らし周囲の乗客の顰蹙をかっていたオッサン。半年ほど前から姿を見ない。嬉しい。

いつもドアの端っこに陣取って、てこでも動かなさそうなハゲ親父。毎朝読書をしているとみせかけ官能小説を読みふける百貫デブ。まあ番外としてかなりダンディ−な雰囲気を醸し出すオジサマもいるが。醜く年をとりたくないものだ。

あとは寝起きの脳みそにガンガン響く大声で喋る私立小学生。どんどん身長が伸びる。去年は多分僕のへそくらいまでだったはずなのに今はもう胸くらいまである。うらやましい。

ちなみに肥大化した私立小学生の半ズボンは見たくないものの一つだ。

ここには書ききれないほどたくさんの人と擦れ違いながら僕は登下校するが、彼らの目に僕はどう映っているのだろう?聞いてみたいような聞きたくないような…