新・時の軌跡~yassuiのブログ~

旅の話、飯の話、リビドーの話。

ためになったソフィアン

今日の「ソフィアンが語る」の授業は、最高で最悪だった。なにが最高かって、講義内容。タイムリーで実学的で、とてもためになった。なにが最悪かって、うちの学生の質。



たしかに講師はちょっとオタクっぽくて弱冠きもい雰囲気放ってるけど言ってることは全部もっともなことだった。悪いのは笑ってごまかして質問に答えようとしない女子学生だった。ここまでくるとどんなにかわいかろうが人間的にはダメダメである。「君かわいいね♪でもそれだけだね♪」の世界である。

周りで「キモーい」とかいって授業の雰囲気を乱した奴らも同罪だ、ぷんぷん。



まあそんなこんなで、今の企業が欲している人材と、これからの社会情勢の流れについていく上で必要な能力についての講義を受けてきたのでまとめてみる。





まず、企業の人事部、経営者が学生に求める能力と、学生が就職にあたり必要だと考える能力にズレがあること。まず、前者に挙げられるのが「問題を発見する力」「論理的に考える力」「常に新しい知識、経験、学力を身につけようとする力」である。

一方で後者に挙げられるのが「専門能力」「コンピュータ活用能力」「語学力」。



なぜこのようなズレが生まれるのか?これには労働人口に見る、非正社員の増加トレンドが影響している。高齢化が進み労働人口は減っているのに、そのなかでの正社員の割合が低下しているのだ。情報化、グローバル化などに伴い、現代の企業は柔軟な組織の組み換えや事業の転換を余儀なくされている。そのため、専門能力のある人材を固定して採用しても、時代の流れに伴い、配置の余裕がなくなってしまうのだ。要するに、コンピュータ能力なら必要に応じて派遣会社からパソコンが得意な人材を雇い、英語が必要ならばアメリカの大学を卒業した通訳を雇えばいいわけだ。



一方で「社会で必要とされる能力」がわからない学生は上記のような感覚で就職活動をするのだとか。正社員の低下は労働の流動化のもととなり、将来的には健康といえるのかわからないが、僕達は時代の流れに逆らえない、その波を読んで乗るしかない。



では、企業が求める人材とはなにか。人事部が感じる最近の学生の印象・・・ITリテラシーは十分高いが、論理的思考力、課題発見力、問題解決能力が足りない。

新入社員に求めること・・・仕事を完遂する精神力、指示への適切な対処、困難な課題にも挑む姿勢。



つまり、これからの時代の正社員に求められるのは、課題を発見して、目標を立てて、競争社会で優位に立ち回るための舵取り能力だ。すなわち、正社員が非正社員をマネジメント(運用)していく時代がやってくるということだ。

寒いよなあ、そういうの。まあしかたない。



では実際、現在企業は競争社会においてどのように戦っているのか。

生き残れる企業には強みがある。

簡単に言うなら

1 人材・・・社員や組織自体の能力。

2 経営のマネジメント・・・企業理念や人材配置、運用能力など。

3 プロセス・・・生産の効率性。ITシステム、独自のメソッドなど。

4 商品・サービス・・・商品そのものの価値。製品、デザインなど。

5 ブランド・・・顧客のイメージ。ブランド名、商標など。

6 顧客との関係・・・顧客との接点のありかた。

7 パートナーとの関係・・・小売店やサプライヤーとの協力関係。

8 モノ・・・土地などの物理的資産

9 カネ・・・財力。金。



このように企業はさまざまな売りをもっている。たとえばトヨタの生産プロセスには、不良品が出ないように社員の意識改革を行うなど徹底した品質管理がされている。また、ブランドとしては、製品に「花王」という社名表示をやめてヒットしたアジエンス、逆に「資生堂」を前面に押し出して売ったTSUBAKIやマキアージュなど、ネーミングからくるブランドイメージは商品の売り上げに大きく関わってくる。

もっとも、この傾向はブランド好きな日本人には顕著。国民総中流だけあって、ヴィトンのバッグがたくさん「売れる」するだけでなく高価なはずであるそれを持って電車に乗れるという不思議な社会が織り成すミステリーである。



ほかにも、多くの企業は上記のような売りを生かしているわけだが、大事なのは、その売りの重要ポジションが変わってきたということだ。たとえば楽天とTBSではTBSは毎年1000億以上の黒字で、楽天は最近赤字続きにもかかわらず株価は楽天が高い。



ライブドアの例も然り(途中でぽしゃったが)会社の強さが物理的資本では測れない時代になっているということだ。

そこで「知的資本の台頭」である。これからの時代企業に必要なのは前述したとおり、人材自体の戦力運用能力だ。

具体的に言うと、問題点を見つけ、目標を立て、そこに至るための仮説を立て、最も最適なものを実行する。ここまで言ったら反応する海城廃人もいるかもしれないが、よくF先やKちゃんがいってた総合社会のツボである。

まさかこんなことろで再び出会うとは思ってもみなかったが、まあそういうことなのだろう。



あ〜大学受験の次は就職かよ・・・メンドスww



あ・・・今日空き時間に中国語を4月から約8ヶ月ぶりにマジメに勉強したらちょっとだけわかった。ちょっとだけ。以上!!