新・時の軌跡~yassuiのブログ~

旅の話、飯の話、リビドーの話。

旅からのきたくと、ソ杯。

神戸、奈良、京都、大阪と巡った旅行から、昨日朝帰ってきた。

過去と対面した神戸、雨に降られながら回った奈良、広い町を半日近く歩き続け、広隆寺弥勒菩薩に慰められた京都(DX東寺)。でも一番印象に残ったのは、大阪だった。

大阪の大衆炉端焼き屋と、バニーのいるサロンはまあ、理解できる範疇の世界だったわけだけど、僕の脳をぐちゃくちゃにかき回す世界と久々に遭遇した。

西成区のあいりん地区である。

かつて、政治経済か倫理の授業でH光が言っていた、日本最大のドヤ街、あいりん地区。当然ながら観光マップにはその区域だけ空白になっていたんだけど、H光の言葉が脳にこびりついて離れなかった僕は動物園前で降りて南に下ってみた。

とりあえず、「あいりん地区」と入れてウィキペディアで調べてみて。



本当に、ホームレスの人ばかりの町が、そこにあった。特に通りを歩いている人はほぼ全員が50代以上と見られる男性。道端に転がっている人も多く、起きている人はビールなりワンカップを片手にしており、あちこちで喧嘩の声が聞こえる。というか基本的に下を向いて独り言を言っている人が多い。



かと思えば異様な高級車が止まっており(暴力団の事務所が多く構えられ、薬物などの取引も多くなされている)、いかつい男と目が合いそうになりビクビク。



「汚れた沼にも花が咲きます もう一度人生に花を咲かせよう」と毛筆で書かれた張り紙、「もう一度立ち上がろう」などと書かれた張り紙が数多く見うけられた。見上げた空は、灰色だった。

アーケードの商店街はまだ活気のある飲み屋などもあるが薄暗く、いわゆるチェーン店は一軒もなく、個人経営の店がほとんど。ホームレスの露店も出ている。それでも緊張は、アーケードに入ることでぐっと解けた。



そのあいりん地区を抜けると、100軒以上が店を連ねる飛田遊郭がある。

いわゆる赤線=売買春街。花魁タウン。昔はどこにでもあったといわれる赤線だがもう関東では完全に消滅したと思われる。

みたいな基本知識はあったんだけど、実際に見るとまたびっくり。

システムは、日本風の家屋があって、全部玄関は開いている。土間にはおばあちゃんが座っていて、玄関先にはホステスが座っているわけ。要するに顔が見える。そのおばあちゃんと交渉して、成立すればあとは2階の座敷でご自由にっていう感じらしい。

で、そのおばあちゃんが、新宿の「おにいちゃん、おっぱい、おっぱい」とか言ってくるお兄ちゃんや中国人とは格の違う根性で勧誘してくる。指を一本立てながら迫ってくるのはまだいいほうだった。

そしてホステスの可愛さが異常。というか、どの店も強烈な照明を当てて(可愛くみせるには光。つまりプリクラと遊郭には共通点がwww)可愛く見せてる。

そしてまたそのお姉さんが「お兄ちゃん、遊んでって〜」とか言ったり、ウインクしたり、だっちゅ〜のしたりしてくる。服も和服だったりお水風のドレスだったり、完全に下着だったり・・・何度誘惑に負けそうになったことか

驚いたのは、車で回ってる人の多さと、年齢層の広さ。車で回ってるのはBMWボルボが多くて、行き付けが決まっているらしく、スーッと車を店に横付けにして交渉もそこそこに2階に上がっていく。また、僕以下にも見えるちんぴらが見受けられるだけでなくちょっと年上くらいかなといういかつい男、働き盛りに見えるおっさん、そして驚異のシルバーまでもがうろうろしている。

ちなみにどの店もピチピチお姉さんではなく、一番若い青春通りを一本外れるとホステスの年齢層が上がっていき、街はずれはもうかなりの熟しきったカオス状態になっていた。



まあそんな類のものを見てかなりのカルチャーショックを受けて帰ってきましたわ。ちなみに大阪にはこの遊郭、俗に言う新地があと2箇所ほどあるらしい。大阪のエネルギーはこんなところからきてry



さて、そんな旅行を終えて深夜バスで帰宅、一時間仮眠した後に、サークルの大会に参加。

ソフィアンズカップと呼ばれるこの大会は学内の3つの野球サークルが頂点を決めるもので、昨年はかなりの大差で敗北して最下位。今年も他2サークルとは練習試合で負けていたので、今大会はなんとしてもリベンジを果たしたいところだった。



1試合目はビーバーズという、目下学内最強サークル。だってレギュラー制だから、基本全員出場のうちはちょっとハンデだってばよ。

やす〜だの奇跡的なピッチングと、締まった守りでなんとか互角にもっていったけど、

結局はボークやらエラー絡みで3‐2で敗北。僕は後半出場してホームランを打った。僕の鈍足でバッチリ帰れるレフトオーバーだったけど、チームが負けたのでちょっとショボーンだった。



2試合目はファイヤーズというサークル。ここにもうちは結構負けているが、試合開始の時点でビーバーズの優勝が確定してしまっていたので絶対勝って2年連続最下位はなんとしても避けたかった。

試合は中盤まで同点と煮詰まった展開だったけど、最後には勝ち越して、勝利をGET!!僕もとりあえず1得点はできたのでよかったよかった。



試合後は飲みだったんだけど、調子にのって焼酎祭りをやったため、帰りの電車で意識を失い、中央線終点の高尾に行ってしまうという悲劇。まあそれ自体は別によかったんだけど、高尾の冷たい風と、この夏にした経験と、最近の全てが脳内で巡り巡って、なぜか涙が止まらなくなった。まあすぐに再び意識を失ってあわてて荻窪で降りられてよかったけども。



まあ、そんな感じのこのごろ



1枚目、今頃!?な感もある合宿。

2枚目、公園系アイドル、ピーハヤデビュー



旅の写真はフォトにうpしますた