新・時の軌跡~yassuiのブログ~

旅の話、飯の話、リビドーの話。

メリクリ。

クリスマス。



母「今年のクリスマスはどうやって過ごすの?」

廃人「え、もち一人でしょ常考

父「一人でクリスマスが許されるのは小学生までだろ」

妹「お兄の人生、せめてノーマルモードくらいはチャレンジしてみたら?」



そんな僕ですが







今夜はカップルでオシャレな食事を楽しんでプレゼント交換?いいじゃないか。クリスマスだし。

クリスマス中止のお知らせ?いいだろう。世間を跋扈する恋愛資本主義に向かって石つぶての一つでも投げてやればいい。それで気がすむのなら。

働く女子に多い一人ぼっちのクリスマス?それもまた事実。思い切って頑張った自分にご褒美だ。





様々な思惑が交錯すれど、クリスマスという存在が寒い寒い冬における、一筋の暖かな希望の光である、という事実に偽りはない。

クリスマスやらお正月やら、そういったウキウキな特殊イベントでもなきゃこのクソ寒い冬に、誰が喜んで消費なんかするものかね!みんな普通布団にもぐって貝になりたいだろ!



そういった観点から考えれば、クリスマスだって案外捨てたもんじゃない。

思う存分資本主義の豚を演じて、今ピンチな日本経済に貢献しようぜ!





ってな気分で、今まではこの時期、ひたすら呪詛の声を上げ、にわかに仏教に帰依したりしてクリスマスに対して明らかな敵対心を示したりしていたわけですが、最近はクリスマスに対してそういった温厚な歩み寄りを見せていたわけなんですよ。





しかし



だがしかし



雨が夜更けすぎに雪へと変わるように



ぬるま湯につかっていた僕の前に突然現実は目の前に突きつけられる







23日

「うーセミナーセミナー」

そう言って焦っていた僕は21歳(にわか)就活生。

今日もリクルートに踊らされてあくせくと就職活動さ!!



そんな彼は空いた小腹を満たそうとキヨスクに立ち寄り、カロリーメイトを手にレジへと向かう。



・・・ない



あるべきはずの場所に・・・財布がない!!



僕の拙い日記を読んでくれている奇特な方ならお気づきになるかもしれないが、このようなアクションをするのは人生二回目である。

しかし今回の場合はいささか状況が違った







22日夜

母「はい、今月の食費ね。あと、就活関連の諸経費ね、言ってくれれば出すわよ。今は大変なんだからバイトばっかりしてないで少しは就活がんがりなさい」



廃人「うはwwマジwwwなんという慈愛還元ww」



てなわけで食費プラス還元で4万5000円がミラクル収入



父「今月は喪中ハガキ作りとかイロイロとやってくれたからな、報酬をやろう」



てなわけで合計5万円をゲット。



もうウハウハで、家族にクリスマスプレゼントでも大盤振る舞いでもしてやろうかな、アイアムサンタクロースwww

ってな感じでうはうはだったわけです





つまり23日の時点で、財布には約6万円の金、マネーが入っていたわけなんですね。

もちろんこんな大金を現金で御することができるわけがないので、諸々の買い物を済ませて速やかにゆうちょ銀行に預けるつもりだったわけなんです

その翌日、甘い僕に天の雷が下りました









財布がないことに気づいた僕はセミナーをばっくれて、ひたすら自分が訪れて、財布を落とした可能性が少しでもある場所をさまよった。

大学の教室、新聞の部室、JRの駅、JR落し物相談センター、バイト先。まあ、無いよね。

23日夜、飲む予定だったN先輩は僕を哀れんで夕飯を恵んでくれた。中野で食べたご飯は、財布探しで疲れた五臓に染み渡った。





24日、この日もセミナーをばっくれ、念には念を入れて昨日探し回った場所を再び這い蹲って探し回ったが、結果は言うまでも無い。

要するに、抜けていた自分が悪かったのである。とりあえず、銀行口座の15万は今日全ておろしてしまったので大丈夫だが。





また、前回身分証明書etcを失った教訓を生かして、免許、保険証などを定期入れに隔離していたのでこれも無事だった。



正直6万円あったら、ファイナルファンタジーディシディアと、PS2のフェイトと、遠坂凛のフィギュアと、家族3人分のクリスマスプレゼントと、就活用のコートと、私服のコートと外付けのハードディスクと、その他ほしかったもの全部買って、あまった金全部歳末助け合いに寄付してやりたかったですよ(強欲な僕は、こうでもならなかったら全額ボランティアなんてしないけど)!!



まあ過ぎたことをくどくど言っても仕方ないですね。僕は誰かにクリスマスプレゼントを贈ったと、そういうことにして一人酔いつぶれることにいたします





みなさんも、貴重品の管理にはくれぐれもお気をつけください。



メリークリスマス!!



ちなみに、父からのクリスマスプレゼントは、貴重品を区分けして管理できる小物入れでした。なんとタイムリーな