終わりと始まり
目が回るほど忙しい毎日を過ごすうちに気づいたら大学を卒業していた。
法学部の友達の中には「まさか・・・おまえが卒業・・・だと・・・」
と唖然とする人もいた。
そして太っていた。
そして今日からはやくも新しいページを開くことに。
短くも長い四年間だった。
さて、もし四年前の自分に「大学って何を学ぶところなの?」と聞かれたらどう答えるのか。
僕にとって大学は、人間を学ぶ場所だった。と答える。
野球サークル、高校野球審判、海城生、上智新聞、ドトール、ゼミ、就活、同期、ポケ。本当に色々な年代の色々な分野の人と関わることができるというのは大学生という身分の特権であり、その多様性を知りながらコミュニケーションしていくことは僕に多くのことを学ばせてくれたように思う。
また潤沢に与えられた時間も幸せだった。
旅をすれば道は果てしなく続き、どの地にも人の生活があり、息遣いが感じられる。自分の日常との比較から新しい発見が生まれ、視野を広げることができる。
アニメや漫画を見ればそれぞれの作品にこめられた思いやその表現法の巧みさに心奪われ、本を読めば物語の魅力や作者のメッセージに心打たれた。
今振り返れば本当にやりたいことだけやってきたような大学生活だったが、その一見ムダな遊びの時間が、中高6年間野球しかやってこなかった僕に人生的な豊かさを学ぶ機会を与えてくれたのかもしれない。
もちろん、就活中に「君、なんか大きい病気でもしたの??」と質問されるほど落第科目の多い成績には問題があったが、全く後悔はしていないww卒業はできたしww
これから新しい航海に否応無くでていかなくてはならないけれど、この四年間で得ることのできた繋がりや思い出が人生の宝物だし、これからも大切にしていきたいと、切に思う。
みなさん、今までありがとうございました。そして、これからもよろしく。