新・時の軌跡~yassuiのブログ~

旅の話、飯の話、リビドーの話。

色眼鏡



人は年を重ねることで経験を得られる一方で、時にそれが好むと好まざるに関わらず色眼鏡として機能することがあると最近よく感じる。人や物事をまっさらな眼で見られなくなってしまうことがあるのだ。

まだえらそうにつらつらと語るには早すぎる年齢だが。







人はいろいろな人との出会いを経験することで、時に未知の人間を「あいつはこういうヤツだろう」と決めつけてしまいがちだ。

そして、ネット空間における場合や、一人一人のコミュニケーションが時間的にも品質的にも確保できない場合、その色眼鏡は一層度数を増すことになる。



時にそれが、誇張された真実や単なる噂であっても、それを苦もなく飲み下し、対象の人に親近感を持ったり敵視したりするといったことが往々にしてある。







もちろんすべての真実を現場で見ることなんて不可能だから、人の噂からその人を知ることが無いとは言えない。しかしそこから見えるのはその人の一面のみ、しかも誤った一面かもしれない。









それだけでその人と自分との関係を決めてしまうのは悲しい。

後々、長い間、もっと分かり合えるはずなのに反目しあったり、距離を詰めかねるという状態を生むことになるかもしれない。まさにオールドタイプ。







要するに、人に対する評価は自分のコミュニケーションの中で、多面的に判断して決める必要があるのではないか、ということだ。





人の噂なんて眉唾もの。

信じるものは自分の眼。







とえらそうなこと考えてる自分がかかる偏見の罠。



コミュニケーションって難しいですね。