新・時の軌跡~yassuiのブログ~

旅の話、飯の話、リビドーの話。

寿がき屋と味仙

名古屋人が「これを食べて育った!」というものの一つにスガキヤラーメンというものがある。

ラーメン屋であることは確かなのだが、どちらかというとファミレス的なノリで入れるポップな店構えが特徴的である。
なにせアイスクリームセットがあるくらいだから。

肝心のラーメンだが、これがことのほかおいしい。
いちおう「とんこつ」と銘打っているがその実はクリーミーな塩ラーメンのような味で、魚粉のだしがきいている。味の素チックといえばそれまでなのだが、あっさりしすぎても物足りない、コッテリしすぎても飽きが来るという味覚の間隙をぬったような絶妙さである。
麺は細めんではなくふつうの太さの生麺。

特筆すべきは、一杯290円という安さである。
決して量が少なすぎるというわけではなく、納得のコスパである。
僕は名古屋に転勤してから4回行った(月1.5回ペースである)


また、名古屋独特のラーメンとして「台湾ラーメン」がある。

味噌かつで有名な「矢場とん」のある矢場町にある味仙という台湾料理屋で出されるものが有名だが、名古屋の中華料理屋なら比較的どこにでもある気がする(職場の近くや家の近くの中華にもあった)。
これはどんなものかというと。

辛い。ただひたすらに辛い。辛さの中にかすかな中華風湯麺の味わい。
スープにゆらゆらと浮く赤唐辛子が危ない輝きを放っている(ちなみに「アメリカン」と頼むと辛さ控えめのが出てくる。実はアメリカンで食べたほうが味わえるかもしれない。コーヒーじゃないけど。)
矢場の味仙は支店であり、本店の今池のものはこれよりさらに辛いとか。
これは果たして台湾で食べられているのか甚だしく疑問な一品ではあるが、僕は結局気に入って味仙で2回、他中華で3〜4回食してしまった。

そりゃ太るわけだよw