新・時の軌跡~yassuiのブログ~

旅の話、飯の話、リビドーの話。

モテキ劇場版

こんにちは。
もうこのページは更新されることはないのであろうと思っていた皆様が大半だったかもしれません。
しかしふとしたきっかけでリビドーとはほとばしるものです。

今日は劇場版モテキを見てきました。
そもそもこの作品にはあまりのリアルさに辛酸を舐めさせられており、この作品により迷い、狂っていたのですが、麻薬のように引き寄せられ、あれよあれよと見に行ってしまった次第でござる。

しかもあえて金曜日の六本木ヒルズで見る。もうあえてメンタルSMクラブに行くようなもので、スクリーン上で披露されるDTのキモさ、コミュ力の低さ、卑屈さに失笑するカップルの声が刺さる刺さる。
でもまあ、一つの答えは得ることができた・・・ような気がします。

一、童貞は気持ち悪い
これでもか!という位劇中でDISられる童貞だけど、やはり気持ち悪いものは気持ち悪い。
gooランキングにそろそろ扱われてもいいレベル。
①やさしくされるとすぐ好きになる。
長澤まさみは男にたいして、というか接する人間にたいしてすべて優しく接する、非常にコミュニケーション能力の高い人間。そのコミュニケーションが直接的であるあまり勝手にそれが自分だけに向けられていると都合良く解釈し、これも勝手に恋に落ちる。至極迷惑な人間である。ちなみに僕に一回経験あり。

②趣味が同じ女の子に惚れる
普段自分が好んでいるものがマイノリティであればあるほど、それが好きな女の子を見つけた時にその負い目も許容してくれそうだ!という勝手な考えをもって好きになる。経験あり。
劇中の長澤の場合は一つの趣味としてサブカルと向き合っており、人間としての成長を考えていたようだが、幸世は完全に自分の人生をサブカルに投影しきっていた。すなわち、趣味への興味以上の人間的キャパシティが無い。
幸世は典型的ヲタ体質である。

③卑屈である
常にリア充に対して勝手な劣等感と嫉妬をもち、自分の可能性を諦める。学生レベルであればネタとして仲間内で楽しんでもらえるのでいいが、大人として社会に出てからの自虐は他人から忌避されるようになる。なぜならあまりにも憐れすぎてどのリアクションをとっても誰も得しないからである。
当然女の子からもこの点が特に嫌悪される。今の僕。

④女の子を自分に引き寄せようとしない
自分の責任逃れのような言い方で口ごもり、他人の心を背負うことをしない。常に自分にリスクが及ぶことを恐れ、常に相手の承認を求めるコミュニケーションをする。相手を包むように承認するコミュニケーションができない。

⑤一人で気持ちを盛り上げて意味不なタイミングで告白しようとする
自分で勝手に悩み勝手に「彼女と僕は付き合うべきである」と確固たる論を導き、特攻の末華麗に「友達だから」という一言で玉砕。経験3回あり。

だいたいこんな感じ。ほとんど自分にあてはまる上に、それをまざまざと見せつけらると。。。ねえ。
きびしかったけど、どげんかせんといかん、と思いますよそりゃ。

二、結局自分の幸せは自分でつかまなくてはいけない
映画の最後は正直非常に納得しかねる(というか非現実すぎると)内容だったけれど、上記の内容を示すには映画の中では単純な展開てよかったのではないかと思う。
まあTV版から劇場版EVAへの変遷と同様、作品中での幸せの描き方が進化したのがこの10年なんでしょうね。
http://togetter.com/li/190558

とりあえずご託を並べるのはやめて・・・
もう少し人間として素直になれるように意識していきます。とはいえ当分コミュ障ヲタだろうけど、少しづつ、世間と調和していきたいです。なぜなら劇中の「人を愛したい」といいながら爆発するシーンが一番響いたから。

まず、自信を持つところからはじめてやる。