新・時の軌跡~yassuiのブログ~

旅の話、飯の話、リビドーの話。

2012年の自分の振り返りをするつもりがソーシャルメディアとWebプロモーションの振り返りになってしまったでござるの巻

2012年も終わりますね。
どうも僕です。

昨日は大学時代の野球サークルの友人たちと久々に会った。3年前はみんなでモラトリアムにどっぷり浸かっていた面々が今は企業で粛々と働いているのを見るとまったくもって隔世の感がある。


2012年はどんな年だったか?
と振り返るとスーパービッグニュースは出てこないのだけど、総じて「仕事への危機感と欲が出てきた年」かなと思っている。

今年の7月まではよくも悪くも2年間の仮配属という身で、広い分野の仕事を経験させてもらっていたのだが、7月1日をもって本腰を入れてWebのマーケティング、主にソーシャルメディアマーケティングの一端に注力することになった。
それ以降、主に2つの面で意識が変わった気がする。

�内的な意識の変化
今までWeb制作とソーシャル関連の仕事を兼務していた状態から専任に変わったことによって、より自分の稼動をフルに使って計画的に予算を使って仕事ができるようになった。
反面、目標への責任感をより明確に持って動くことを意識するようになった。
「もっとこういうことを試して経験を積みたい」「絶対に機会を逃さないようにしたい」という我が強くなってしまったと思う。
もう少し謙虚になったほうがいいかもね。

�外的な環境の変化
�-1 ソーシャルメディアの急速な普及
この1年、Facebookは破竹の進撃を見せた。
mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年11月最新ニールセン調査
http://media.looops.net/sekine/2012/12/27/neilsen-netview-201211/

訪問者、増えてますな。PCのみの調査のためスマートフォンが一気に普及したことを鑑みるとこの数値以上のユーザ数がいることはほぼ確実。

しかし以前はアーリーアダプターが使って「意識の高い」情報発信をしていたTwitterがあれよあれよの普及をして、いまとなっては馬鹿発見器やアニオタの巣堀になってしまったことを考えると、クローズドの空間とはいえFacebook場所としての衰えから逃げられないのではないかと思う。

一方でLINEである。こちらもスマホ普及に「スタンプ」というガラケー由来の文化を備えて国内3600万、海外8000万以上(11月末現在)という驚異的な普及を見せている。

http://about.naver.jp/press/press_detail?docId=1838
どちらかというと一対多数のWebコミュニケーションを実現するソーシャルメディアとは違った概念のこのサービスだが、大多数の人はオープンに情報取得、発信なんてしたいと思っておらず、親しい人とだけつながっていればそれでいいという事実が露呈したのではないだろうか。
「これからはソーシャルが世界を変える」「ソーシャルこそがこれからのすべてだ」というようなソーシャルオヤジが静かになってきたのもうなずける。

3年前は
mixiだけあればいい、向こう5年は僕のネットコミュニケーションの基本はmixiだ」

と思っていた僕に

「インターネットサービスはユーザの時間の奪い合いであり、驚くべき速さでライフサイクルが切り替わっていく」

ということを感じさせた一年だった。

�-2 Webプロモーション手法の原点回帰
以前は「広告といえばCMを打ったり、バナー出したり、とにかく金を出せばいいんでしょ」という考え方から「自分の個性を演出できる、相手の印象に残さなくてはみんな興味を示してくれない」という時代になってきている。
2012年の開幕を飾った「食べログ騒動」でも思い知ったが世界中でその動きは加速している。

広告のトレンド会議のようなイベント「adtec Tokyo 2012」でも、以前はいかに自分のサイトを検索エンジン上位に上げる技術や、効果的な広告の打ち方を身につけるかという議論が交わされていたが、今は「いかに消費者に共感、納得してもらえるオリジナルコンテンツを持つか」「いかに消費者の気持ちに残り、会話に上がる会社になるか」という議論に移行しているという。

「テクニック⇒クリエイティブ」への変化。
adtec Tokyo 2012」基調講演に登壇した米フェイスブックのマーク・ダーシー氏も、「企業は自分のアイデンティティを明確に表現して消費者と向かいあうことが求められている」と語った。
http://www.advertimes.com/20121031/article91997/

じゃあどうしたらそうなれるの?その答えはほとんどの企業が手探り状態のはずだと思うが、いくつかの大企業のロールモデルはできつつある。

Facebookで継続的に自社の社会貢献やサービスの裏側などの情報を出して顧客の印象を高めようとするANA
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1208/03/news096.html

自社の服を着ている写真をみんなで投稿するコミュニティサイトや印象的な動画、ソーシャルメディアのチェックイン手に入るクーポンなどを提供するユニクロ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0711/06/news053.html

ほぼすべてのソーシャルメディアリーチを持つほか、ニコニコ動画こえ部等、ユーザのロイヤリティの高いメディアをクロスして利用することで店舗送客を図るローソン
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/11/20/13784

「でもこんなの金がなきゃできないじゃん!!無理でしょ!!」

いやいや、頭の使いようでみんなの話題に上ることはできる。台東区にあるWeb制作会社「LIG(リグ)」をご存知だろうか。
http://liginc.co.jp/
横文字だらけの社長挨拶http://liginc.co.jp/company/message.php2ちゃんねる等で話題になった会社だ。
この会社はBtoBのWeb制作を請け負いながらも1日2回もブログを更新している。その内容もおバカなものから技術的なところまでさまざま。

2012年 LIGブログおすすめ記事紹介! 〜総集編〜
http://liginc.co.jp/osora/archives/3780

自分たちのテクニックを出し惜しみせずに公開しつつ、見るものを楽しませる旬のニュースや企画を行っている彼らのブログはFacebookTwitterで大人気。いいね!やRTも多く、注目の存在といえる。
彼らは自社がテレビ番組や雑誌などのメディアに近い存在になってしまうことで効果的に興味を持ってもらうことに成功している先鋭的な例だと思う。
おそらく彼らの元には大手企業や広告代理店からプロモーションやタイアップの依頼が来ているのではないかと思う。

来年も彼らのプロモーションには注目していきたい。
《WEBにおけるお笑い業界》を創る — あるWEB制作会社の野望
http://careerhack.en-japan.com/report/detail/47


そのほかにもバーグハンバーグバーグについて書こうと思ったがそろそろ紅白歌合戦を見るために実家へ行かねばならぬ時間帯になってしまった。

しかも自分の振り返りをするつもりが完全にWebの業界の振り返りになってしまった。これがよく訓練された会社員というものです。








え?プライベート?
















特に去年と変わらなかったよ。
来年こそは彼女を作ろうと思うよ。
まずはエイプリルフールに彼女できました!ってFacebookのステータスを変更しないところからはじめたい。

それではみなさま、本年中は大変お世話になりました。
よいお年を!!