新・時の軌跡~yassuiのブログ~

旅の話、飯の話、リビドーの話。

「ソーシャルな人間」とバチコン

痩せたいからジム行くことにしようかな。

どうも僕です。

先日(といってもすごく先日で1月末のことだけど)アジャイルメディアネットワーク主催の「ソーシャルメディアサミット2013」に参加してきた。

企業がWebを通じたプロモーションやコミュニケーションを行うに当たって、どのようなツールを用いてどのようなアプローチを実践すべきか、ということを議論するセミナー。
内容については仕事の話になってしまうので置いておいて、一つ気になる言葉があった。
コカ・コーラの奥平さん、ケンタッキーの干場さんが話していた

「企業内のソーシャル担当者は、企業の顔としてお客さまに接する以上、社内のサービス開発担当、お客さま相談室担当、広報担当など、協力をしなくてはいけない社内に人々に対して平等かつしっかりとしたコミュニケーションをとること。つまり『ソーシャルメディア担当者は常日頃からソーシャルな人間であること』」
http://blog.livedoor.jp/mensstudio/archives/54354503.html

という言葉だ。


僕が中高6年間野球部で世話になった「バチコン」という先生がいた。
「ある、せんせいのはなし」
http://d.hatena.ne.jp/yassui0149/20070703/1183473905

↑の日記にあるとおり、バチコンはもう亡くなってしまったのだけど、僕が大学に進学するとき、バチコンがある言葉をはなむけに送ってくれたことをなぜかそのタイミングで思い出した。


「おまえはソーシャルな人間だ。みんなのために自分の力を使える人間だ。人と人を繋いできたお前の力をそのまま生かせばお前は大丈夫だ」


後半は早くも薄れつつある僕の記憶が美化、脚色している可能性があるのだが、最初の一文と、それを捕捉してくれた言葉はあらかたこういった意味だったと思う。
その言葉を受け取った大学1年の時の僕はその言葉をそのままそれまでの短い人生経験に照らして「そう言われれば僕にはそういう特徴があるのかなあ」というくらいに解釈していた。


それからその言葉は僕の胸の奥深くにしまわれ、大学時代はバイト2種、サークル2種、ゼミとさまざまなコミュニティでリーダーというよりはコミュニケーションハブとなる立場を立ち回り、結果的にではあるがコミュニケーションツールを取り扱う企業に就職した。
今はWebやソーシャルメディアという媒体を通じお客様に接すると同時に、前段に記した通り社内の関係各所と連携するような仕事に従事している。


こういった自分の人生の軌跡に対して、僕という人間の生き甲斐は「ヒトとヒトとの繋がりに貢献すること。かつそれを実現するために協力するヒトたちに役立つ存在であること」にあるのかなあと、なんとなくではあるが定義づけられるようになってきた。


そういった意思がもてるようになった時間、6年が経って改めてバチコンの言葉を思い出すと、僕の人間としての特性をあの先生はすでに見抜いてくれていたのかなあ、と感慨深くならざるをえない。


正直「ソーシャルな人間」としてもっとすごい人々はいくらでもいる。


だけど僕は僕の特性を最大限に生かせる「ソーシャルな人間」としてまずは身近な人たちとお客様に対して、ひいてはそのロールモデルを使って社会に対して、恩返しとフィードバックができる人間になりたいなあと、そう思った夜でした。