ダージリン急行
たまには映画レビューでも。
どうも僕です。
日曜日の夜にサザエさん症候群にならないために、と映画でも、とツタヤをうろついていたら「ダージリン急行」という映画が「世界の映画」コーナーに。インドのバイタリティを思いだそう!という軽い気持ちでとったDVDだったが結果的には大豊作だった。
【スポンサードリンク】
あらすじ(wiki先生より・・・)
父の死をきっかけに心が離れてしまった3兄弟が、インドの秘境を列車で旅する家族の愛と絆の物語。
・・・2行か!
もったいない。
だけど言い過ぎるとそれだけでネタバレになってしまうからね。
ざっくりと述べるね。
様々な家庭事情を抱えながらも父の死をきっかけに集う三兄弟。母は葬儀に参列することもなかった。このまま家庭は離散するのか。三兄弟の長兄は弟たちに秘密で三兄弟のインドの旅を企てる・・・
これでもまだ微妙ですね。
まあ最初は、近代都市特有の「家庭事情」を抱え、それを互いに打ち明けることもできない距離感の3兄弟が、くんずほずれつしながらも、最後は温度間をもったつながりを取り戻す物語。
日本人の大概が持つ感想にご多分にもれず、インドは「近代国家にないものがすべてある」国であり、それを取り戻す舞台装置としては極上のものなのだろうと改めて感じた。
形式的な祈りで感じられない尊厳も、本当の風土に触れて感じられる、本当の風土を感じると、人間としてのつながりの貴重さ、唯一無二さを感じられる。
そういったヒューマンドラマ的な軸を、インド風な音楽にローリングストーンズの音楽を混ぜつつ、ポップに仕立て上げた映画なのではないだろうか。(僕は3人の人となりにビートルズ的な空気を感じてやまなかったのだが)
この映画を見るとまたインドに行きたくなること請け合いだが、「インド人はこの映画で見るピュアさ×100倍俗物である」というのは確実である。
中古価格 |