新・時の軌跡~yassuiのブログ~

旅の話、飯の話、リビドーの話。

アートってなんでしょうかね?

暑い、実に暑い、と思ったら最近はちょっと曇りがちで少し楽。

どうも僕です。

今日の朝に某イケダハヤト師がこんなツイートをしていた。


アートとはなんぞや。
偶然だが、昨日僕は国立新美術館アンドレアス・グルスキー展を見に行ってきた。
http://gursky.jp/

普段から美術にそこまで意識が高いわけでもないんだが、山手線の交通広告に出ていたこの写真(カミオカンデ)に惹かれて行ってしまったのだ。

結果、ものすごく興奮してしまった。
たしか60枚くらいの写真が展示されてるんだけど、それぞれが写真というより絵画に近いくらい非現実的な風景を映し出している。
その一枚一枚を見る度、資本主義とそこで立ち回っている人々から飛び散る汗(東京証券取引所)とか、人間の生産活動に踏みにじられる自然(バンコク)とか、厳然と存在し続ける自然の偉大さ(南極)とかが頭の中でぐるぐると回り始めて、その写真の前から離れられなくなる、そんな瞬間がしばしばあった。(全ての写真がそうであったわけではないが)

アートとは、自分が思いをこめて作って、結果それが人の心を揺さぶったときに生まれる称号なのではないかと思った。自分がいかに思いをこめても、それが人に何も響かなければアートではない。
今誰にも共感されなくても、作家の死後何年後に周囲の人を感動させたとすればそれはアートになる。ゴッホとか。

本人の意思とはまったく違う受け取られ方をして感動されてもそれはアートになるだろう。何も考えずにただただ職人が作り続けたパッチワークがある日誰かに注目されてアートになっちゃうとか。

一方通行にならず、誰かの心を動かす創作物であること、それがアートの条件なのかもしれない。


そういえばこの前こんなブログかいてた。
「デザインは問題解決、アートは問題提起」
http://d.hatena.ne.jp/yassui0149/20130610/1370875758

ころころ言うこと変えるなってとこですね。
まあなんだかんだ、人間の3欲(食欲、睡眠欲、性欲)以外を満たせることのできるものって本当に崇高だなと、最近思う。