バチコンの話。~この季節になると思い出す話~
どうも、ぼくです。
【スポンサードリンク】
なんの関連性も無いのだけれど。この季節の曇天を見ると思い出す。恩師が消えたことを知った日を。中高野球部で毎日お世話になった山下先生(バチコン)を、僕は2007年に失った。
『ある、せんせいの話』
http://yassui.hatenablog.com/entry/20070703/1183473905
このログを2007年に書いているということは、先生が亡くなってから7年以上が経とうとしているということだ。
過去の日々を人間は美化しがちだ。
「学生時代はよかった。今と比べれば」
そういう人は多い。だけど僕は決してそうは思わない。その時点での人生経験と、その時点で直面する人生の岐路において、学生だってその時点での全力を注いでいるはずだ。その焦りの中でも、バチコン先生はいつもどおりの声をかけてくれた。
それがなによりの幸せだった。
記憶はマヒしがちである。
至極偶然に、母校野球部の地方大会の組み合わせを目にしたものの、今の立場で当時に気持ちは全く思い出せなかった。高校生時代の悲しみも悔しさも、残念ながら今は思い出せないのである。事実、当時は本当に、苦しかった。
偶然ログがあったのでそれを目にし、思い出したが、人間は5年も経てば忘れる人間ということを改めて思い知らされたのであった。
本当にみんな忘れてしまったら本当にバチコンは死を迎えるのだ。
である。決して忘れたくない恩師の存在も、日々の雑事で忘れそうになる。そんな自分に警鐘を鳴らしたいのだ。
自分はまだ次の一歩に歩めるのかと。周りの人間に価値を生める人間になれているのかと。