あなたはどの鳥?人間の性格は4羽の鳥に分けられるかも~Disc理論で見る相手のタイプ別コミュニケーション法~
止まらないリバウンド。どうも僕です。
部屋を掃除していたら、だいぶ前に会社のコミュニケーション研修で受けた心理分析理論のテキストが出てきた。
1920年代に心理学者ウィリアム・M・マーストン博士により提唱されDisc理論という名前で、人間はざっくりと4つの性格に分けられ、相手の性格や行動傾向を考慮してコミュニケーションしましょう、という内容。
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研修では4つの性格を4羽の鳥に例えていた。
D(Dominance or Drive)に当たる人は鷹
DiscのDに当たる人の願望は自分の環境をコントロールすること。モチベーション要素の1つは勝つこと。積極的に相手より優位な立場に立ち、成果を積み上げ権力を掴むリーダータイプ。
生態系の頂点に近い、鋭い爪と視力、飛行力を持つ鷹は自分の狩場を広く持ち、その狩場の獲物は容赦なく狩る。一方で自分より強い鷹には逆らわないしたたかさももっている。
主張が弱い相手とコミュニケーションすると一方的になりがち。
I(Influence or Expressive)に当たる人はオウム
DiscのIに当たる人は色々な人と社交的に話を交わし、アイディアをどんどん出したりチームのメンバーを明るく盛り上げるムードメーカータイプ。モチベーション要素の1つは周囲からの承認。
見る者を楽しませる明るい羽色で周囲へアピールするオウム。コミカルに動いたり鳴き声をだしたりとエンターテイナーな鳥である。
ノリを重視するあまり細かい作業が苦手。散らかしたものを片付けないのも一つの傾向。
S(Steadiness or Amiable)に当たる人はハト
DiscのSに当たる人は平和の象徴、ハト。現状を維持しようとする願望があり、モチベーション要素の1つは安心感。縁の下の力持ちタイプ。瞬発力や派手さはないが、安定感のある働きをきっちりと果たしてくれる。また感情的で優しいところもある。
群れを作りのんびりと餌をついばむ。
受動的なところがあり過度はプレッシャーを受けるとストレスを感じてしまうかもしれない。
C(Compliance or Analysis)に当たる人はフクロウ
DiscのCに当たる人は森の狩人フクロウ。完全でありたいという願望があり、モチベーション要素の1つは高い質を追求すること。効率性を究めたり、規律を作り守る参謀タイプ。
小さな鳥やネズミ、虫やモグラに至るまで自分の縄張りに入った獲物は鋭い聴力と視力で全て逃さない。
鷹のように一つの山を狩場にし、山を広げることはないが、森の中の自分の領域に入った獲物は確実に仕留める冷静なハンター。
多くの人の心理構成はこの要素一つで構成されているわけではなく、複数の組み合わせであることがほとんどだが、一番近い行動傾向は見つかっただろうか。
この理論のポイントは、相手のタイプと長所を認め、大切にする価値観を予想して会話したりコミュニケーションしてみようというところ。
あくまで一例だが、相手がつらそうにしているときどうやって慰めるか。
プライドの高いタカは人に弱みを見せたくないので同情されることが苦手。
オウムはとにかく自分の話を聞いてほしい。
フクロウはつらい状況を打開する具体的な議論がしたい。
ハトは優しく慰めて欲しい。
とか。。。
ちなみに学校や職場でなんとなくウマが合う人は同じ傾向の場合が多いらしいので周りのあの人はどの鳥かぜひ想像してみてください。
ちなみに鷹とハトはお互い苦手。
相手をどうしてもやり込めてしまい充実したコミュニケーションができない不安を抱える鷹と、鷹からのプレッシャーに逆らえずストレスを感じるハトとか。(パワハラ上司!?)
正確性重視のフクロウとノリ重視のオウムもお互い苦手。
打ち合わせでこんな風景を見たことはないだろうか。
オウム「まずこの施策やってみようよ!!絶対成功すると思うんだけど」
フクロウ「その根拠はどこにあるんですか?ロジックが納得いかないんですが」
オウム「大丈夫だから大丈夫なんだって!!面白そうだしやってみよう!」
フクロウ「(ピキピキ)」
会社によってもタカがやたら多いとか、ハトが多いとか傾向があるみたい。
ちなみに僕はオウムよりのハトでした