ポケットモンスター THE ORIGIN 感想 「いつからだろう、ビジネスのことばかり考えて熱い気持ちを無くしたのは」
あと一週間でXY発売。どうも僕です。
10/2放送の掲題のアニメを今日ようやく見ました。感想としては「完敗、エクセレント」。
前提として、タイミングからも内容からも、このアニメは
「20代〜30代までのそこそこトレンドとしてポケモンをやっていた世代(以下、ターゲット世代)へのXY買ってくれプロモーションムービー」であることがうかがい知れる。ただ、その世代をターゲットにしたからことの感動がそこにあると、断言してやまない傑作アニメだと思った。
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レポート1 レッド
「サトシ」をモデルにしたアニメーションシリーズと違い実にゲームに忠実な滑り出し。「かがくのちからって、すげー!!」といった原作の初代ポケモンのセリフに続き、タイプごとの相性、捕まえなければ記録されないポケモン図鑑、人のポケモンをとったらどろぼう!など、昔のプレイヤーの「あるある」を抑えた展開で主人公が成長していく。
タケシがイワークに「倍返しだ!」をさせたときは驚きだった。ただにどげりをニドランが覚えるのはry
レポート2 カラカラ
シオンタウンのエピソード。どこかで調査でもとったのか。それとも株式会社ポケモンのことあらゆるネット上の評判のバズ合計でもとったのか。時間が限られている中であえて多くのファンの中で語られるトラウマエピソードをぶつけてきた。
ポケモンの墓「ポケモンタワー」に現れる幽霊の正体とその言葉の真意が明かされる。正直ターゲット世代は、小学生のころよりも遙かに母が子を思う気持ちとか、命の大切さには身をつまされる世代になっているはずなので幼少期の体験もあいまってじわりとくるエピソードだった。
レポート3 サカキ
ポケモンをビジネスの道具として扱う組織のボスであるサカキ。一度主人公は彼とあいまみえるも圧倒的敗北を喫するが、冒険の果てに再びジムリーダーとしてのサカキとあいまみえる。
そもそもポケモンジムリーダーとは、ポケモンとの絆を軸にした強さを持って後進のトレーナーの見本となる存在。にもかかわらず金や権力のためにはポケモンの痛みなど厭わないサカキに対して憤りを隠さず主人公はまっすぐに立ち向かう。
ほとんどの主人公のポケモンはサカキにたたき伏せられていくのだが、サカキの感情は主人公に対して好敵手としての炎を燃やしていき、最後に1対1で主人公のリザードンと相対したとき、自分が始めてポケモンを手にした時、戦った時、その時の熱い気持ちを思い出し、
「俺も、あいつのようになれていたのだろうか」
と心の中でつぶやく。
その後はゲームとしては少々理不尽な展開で主人公が勝利し、四天王のもとへ向かうのだが、正直オッサンとしてはこの話が一番心に刺さった。
ありがちだけど「ビジネス、ビジネス、お金、お金、ビジネス」俺がやりたいことって一体なんだったんだ!?と昔の自分に問いただされるような展開だった。
仕事に埋没しがちなターゲット世代にはグサグサくる。グサグサ。
レポート4 リザードン
サカキを倒した主人公はセキエイ高原でライバルと対峙し、勝利する。(ここのバトルの作画はすごい)
チャンピオンになってからも図鑑を集め続け完成させるも、新種のポケモンがハナダの洞窟にいることが判明、洞窟へ向かう。
まあ当然そこで待ち構えるのは唯一無二の存在、初代の唯一神ミュウツー様。
(逆襲を見ているとしゃべって当たり前のように思えてしまうが・・・)
一度は手塩にかけたリザードンがミュウツーに負けてしまうも・・・
散々ネタバレしておきながらここまでにしておきましょうか。
結論としては非常にシンプルかつ、この年代のターゲットを抑えた作品になっていたと思う。
あのころの熱い心を取り戻してくれ!そんなメッセージを感じたので新作ゲームにも実に期待だ。ああ、早く新作待ち遠しい・・・
3DSまだ買ってないけど!!!
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00F97D7CC/nizigami-22/ref=nosim/
(某コメント付き動画サイトで「めざパ氷」とか特性とか言ってたコメントをする世代には決してわからない感動をもらえる作品である)
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