即完売で僕を悲しませたトムヤムクンヌードルの量産体制がようやく整った~とむやむテクニック~
半年ほど前になるだろうか。ある朝会社近くのセブンイレブンにて見慣れない色のカップヌードルを見つけた僕は目を疑った。
「トムヤ・・・トムヤムクンヌードル!?」
(出会いは突然に)
午後、喜び勇んで昼食に彼を求めに行ったものの時すでに遅し。
手書きで「完売」とそっけなく置かれた紙切れの前にうなだれてからしばらく、その姿を見ることはなかった。
同様の人々はたくさんいたようで、インターネットは阿鼻叫喚に包まれた。
悲報:日清食品、「カップヌードル トムヤムクンヌードル」一時販売休止 - ねとらぼ
品薄商法?話題のトムヤムクンヌードルの味にネット上では賛否両論の声 - IRORIO(イロリオ)
しかし、だがしかし。そんな彼が帰ってきたのだ。
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再会は突然だった。
・・・
「うーコンビニコンビニ」今コンビニを求めて全力疾走している僕は会社に勤めるごく一般的なアラサー男。強いて違うところをあげるとするとラーメンとアジア飯に興味があるってとこカナ。
そんなわけで昼休みに近くのコンビニにやって来たのだ。
ふと見ると棚に一風変わった、しかし懐かしいアイツが置いてあった。
(ウホッ!いいラーメン… ハッ)
そう思っていると突然そのラーメンは僕の見ている目の前でカップの蓋を開けはじめたのだ…
「食 わ な い か」
(このトムヤムクンヌードル、タイ日清が現地の人の求める味に作ったものの逆輸入版ということか)
アジア飯とカップラーメンというこれ以上ないコラボに僕は誘われるままホイホイと給湯室に行っちゃったのだ。
「よかったのか ホイホイついてきて。俺はダイエット中のヤツにだって容赦なくスープまで飲ませちまうカップNOODLESなんだぜ」
(エビがかなり多い。マッシュルームも目立つ。)
「だって初めてあなたが食べられるからいいんです…僕…トムヤムクンヌードルさんみたいなラーメン好きですから…」
(カロリーは346キロカロリー。スタンダードなカップヌードルは343キロカロリーなので同じレベルのボリュームを想定すればいい)
(お湯を入れて3分待つ。食前にはこのトムヤムペーストを入れよう。中本カップめんと同様このペーストが全てだ。)
「うれしいこと言ってくれるじゃないの。それじゃあとことんよろこばせてやるからな」
「アッー!」
トムヤムクンの「酸味」があますことなく再現されているほかにナンプラーのほどよい香りも利いている。
レモングラスなどの香草も入っているというが、強い酸味の中にココナツのような甘みがひそかに鼻の奥に香る。
(結構クリーミー。)
そもそもトムヤムクン自体が好き嫌いが分かれる料理なのだが、本物のトムヤムさんが好きな人は200円でその味を再現している彼を食べればよし、
「トムヤムクンってどんなもん?」
という人はえいやで食べてみるといいと思う。僕は絶賛される理由がわかったよ。
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