新・時の軌跡~yassuiのブログ~

旅の話、飯の話、リビドーの話。

ソフィアンが語った〜啓発される廃人〜



今日は授業のあと野球やって飲んでカラオケにいった。まったく、なにやってんだか。でも、こんな生活も最近楽しめるようになったと思う。

飲みのとき先輩に「最近どうよ?」って聞かれた。改めてそう聞かれると、以前より前に進めてる気がする。

まず、やりたいことがいっぱい出てきた。なんとかあいてる時間を使って免許に近づく。ギターをもっとうまくなる。そんでもって、バイトを探す。がんばろう。

次に、前より学科に友達がふえた。英語の授業で下ネタを語り合える友達、バドミントンする友達とか。あと、すごく優秀な女の子が学科にいて、たまたまその子が野球好きとかで話してちょっと仲良くなれた。彼女は、仮想の国と国との間で国際法を使って裁判するみたいな模擬裁判っていうのをサークルでやってて、その下調べのために図書館で国際法の本や大量の英語の資料を読んだりしてる姿を見てたんだけど、日本の民法ひとつでハアハアいっている自分が情けなく感じると同時に、尊敬の念を抱かざるをえなかった。なんかとっても前向きな人で、廃人も少しは啓発されましたなwww法学がんばろ。

そんでもって、「ソフィアンが語る」っていう科目があって、社会で活躍するOBの講演会を聞けるんだけど、月曜のゲストの澤田貴司っていう人がマジですごかった。リヴァンプっていう経営再生請負会社みたいなのの社長なんだけど↓↓(以下「リヴァンプ」HPより。まじ検索してみ!)

大学時代はアメフト部主将で、大学卒業と同時にOBを頼って伊藤忠商事株式会社入社。化学品営業、流通プロジェクトに従事。

イトーヨーカ堂セブンイレブン・ジャパンプロジェクトに参画、米国セブンイレブンの買収に携わる。

1997年「ユニクロ」を展開する株式会社ファーストリテイリング入社。常務商品本部長を経て、翌年副社長に就任し営業部署の責任者としてユニクロの急成長に貢献。2003年2月株式会社キアコン設立、代表取締役就任。ダイエー買収に参戦し、丸紅に敗れるも最終3候補(イオン・丸紅・キアコン)に残り注目を集める。

2005年10月株式会社リヴァンプを設立、代表パートナー就任。

この人、会社を10何個も経営するかたわら、経営が傾きかけた企業、成長が伸び悩んだ企業を立て直す仕事をしてるわけです。

まあ、そういう経営者なら今のご時勢たくさんいるんだろうけれど、今まで買収とか経営とかドライなイメージをもっていた世界において、とても人間的な手法でアプローチしている姿がとても印象的、というか革命的だった。

「金の力で会社を元気にするのではなく、働く人の心を元気にすることで会社を元気にする」「誰々が正しい、という独裁的な経営状態を改革し、実践経験の豊富な経営者をたくさん育てることで社会に貢献する」とか、一見綺麗ごとのように見えるんだけど、それを実現して実際に多くの企業の業績を回復させていることが本当にすごい。

社長を中心とした伝統的日本型経営でもなく、市場価値しだいでどんどん企業を売り買いするバイアウトファンドモデルでもなく、外部からコンサルタントを招聘して抵抗勢力とひと悶着起こす経営改革でもなく、事業を外部委託して業績を回復するも結局実践する従業員が変わらないため安定した経営が達成されないコンサルティングモデルでもない、新しい経営を目指しているらしいです。

「経営を請負い、当事者として事業を再生させる」

ホリエモン村上ファンドが買収騒ぎで有名になった裏で、こんなコンセプトで日本の経営に切り込んでいた人がいたんだなと、そして、なんだかんだいって金の力よりも、人間力で全ては変わっていくのかなと、思った講義だった。

そんなダンディーちょいワルおやじ澤田さんが言ってた「成功する人材」のキーワード・・・成長意欲がある、結果への執着がある、自責人間である、素直である、そして常に変化し続ける、だそうだ。いくつあてはまるだろうか。。。