映画「ドラえもん のび太と恐竜 2006」感想~映画シリーズが始まり今年で35年経つようです~
どうも僕です。
今年映画が好調のドラえもん。
8.8 ROADSHOW|映画「STAND BY ME ドラえもん」公式サイト
実は初公開ののび太と恐竜から35年が経とうとしているみたい。
35年シリーズが続いたのって特撮にもアニメにも類を見ないのではないだろうか。
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僕が小さい頃見たのは「アニマルプラネット」「ブリキのラビリンス」「夢幻三剣士」とかだった気がするが実は原点である「のび太と恐竜」を見たことがなかったので勢いで鑑賞してみた。
実はスピルバーグも見ていた
僕が鑑賞したのは2006年のリメイク版だったのだが、1970年に公開された元祖は「ゴジラVSモスラ」と併映されており、モスラ目当てで映画を見に来たスピルバーグが鑑賞し高評価だったとか。
別の生命体と少年が心通わせるストーリーは後の「E.T」のヒントになったとも言われているらしい。
大山のぶ代世代の僕が見ても拒否反応がないのかという懸念があったが結果素直に楽しめた。
ぼく「これが伯父さんが見てたドラえもんだよ」姪「なにこれ気持ち悪いこんなのドラえもんじゃない」
わさびになってからもドラえもんの番組自体は好調みたいね。
映画を楽しめた点を3点ほどうp
恐竜の設定が細かい
恐竜がテーマなだけに、昔熱中した恐竜の生態がそのままアニメに描写される。ティラノサウルス、トリケラトプス、プテラノドンといったメジャーどころから頭をぶつけて戦うパケファロサウルスとか、尻尾が丸いアンキロサウルス、鳥のようなオルニトミムスまで、昔図鑑で見たのが懐かしくなる。
「映画のジャイアン」の始まり
テレビシリーズのジャイアンは基本的には100%暴力なのだが、ドラえもんと仲間たちVS悪といった構図が出てくる映画版では、ジャイアンがたくましさを仲間のために見せ、精神的支柱となる場面が多くなる。
その元祖がジャイアンで、ある原因から挫けそうになる一行を元気づけるだけでなく、のびたの意見に賛成し共に壁を乗り越えようと仲間を鼓舞する場面がある。
スネ夫が機転を利かせた活躍を見せたりと、「荒々しさ」⇔「たくましさ」、「狡猾さ」⇔「頭の回転の早さ」といったキャラクターの表裏一体となった性格に気付ける作品でもある。
実際の世界でも人間の個性は表裏一体。その人のよい部分に目を向ける人間でありたいものだ。
大人が自分と自分の親を想う作品
ベタではあるが普段しょうもないキャラであるのびたが自分の好きなものを我慢したり、つらさに耐えて恐竜の子供を育てるシーンはぐっとくるものがある。
自分の時間ややりたいものをこらえて分け与えたり、守るべきもののために強くなろうとする姿はそのまま少年が大人に近づく姿へと重なる。
「本当に恐竜を思えばこそ、恐竜を元の時代に戻す」というところに最後は落ち着くが今見ると
「本当に子を思えばこそ」
という想いで毎日を過ごしているであろう親の気持ちにもなれることだろう。
ドラえもんのみならず、アナと雪の女王などのディズニー、クレヨンしんちゃん、ポケモンなど、ヒットするアニメ映画シリーズは大人も楽しめるものだ。
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