新・時の軌跡~yassuiのブログ~

旅の話、飯の話、リビドーの話。

男たちの大和〜YAMATO〜

たしか3月にまさとと映画館で見たんだが、親父のリクエストにつきツタヤでDVDを借りてきて今日見た。

映画館で見たときも実は泣いたけど、DVDでも泣いた。

それだけ名作ということさ、絶対。

戦争で死んでいった人々の思いや、戦争を体験として抱えて生きてきた人々の思いは、決して平和な現代でのんべんだらりと暮らす僕達が体感できるものではないと思う。ふーんとか、へえで終わる人も時にはいるかもしれない。

しかし、それを少しでも知る機会がなかったら、もしくは知ることを避けていたら、日本という国の歴史を支えた名も無い多くの人々の死を無駄にすることだと思う。

戦争についての意見が右よりだとか左よりだとか、靖国参拝の是非を問うだとか、日本がトラウマ的に引きずり続けてきた思想として、外交的な存在としての戦争を語る前に、日本人はどれだけ事実としての戦争を知っているのか。

人類どんな民族でも、祖先の屍の上に立っている。今生きているヒトが、その祖先に恥じない存在であるために、祖先の過ちも、想いも、語り継がれなくてはならないと思った。



こんな下らない廃人にこれだけいろいろ考えさせる映画です。是非見てください。