新・時の軌跡~yassuiのブログ~

旅の話、飯の話、リビドーの話。

新宿@DEEP

今日は親父と一緒に美術館にいった後、新宿を徘徊しました。いや、別に最近何度も親父が出るからといってファザコンではないですよ。この年になって親父と話すといろいろ面白い話が聞けるわけ。親父も休日の遊び相手はいないからちょうどいい。利害一致まんせー

ということです。

今日の目玉は「新宿ゴールデン街」。東口を出てまっすぐ行き、大鳥居のような「歌舞伎町一番街」の看板から見て左右に広がるのがいわゆるチェーン飲み屋、映画館、風俗などのある、派手な歌舞伎町。歌舞伎町の左はじの区役所通りをわたって四季の道(都電路線跡)を抜けると新宿ゴールデン街

知る人ぞ知るという街で、作家、詩人、漫画家、映画、演劇などの文化人が夜な夜な、安酒を飲みながら議論に明け暮れるという界隈・・・という一般的なイメージを全く裏切らず、ダークでアングラでカオスな飲食店街でした。みうらじゅん村上春樹原田宗典のエキスをミキサーでかき混ぜて隠し味をブレンドしたような雰囲気が昼間でさえムンムン漂っていました。ほんとにちいさな飲み屋が約300密集している。

まさにドアの向こうは異空間という雰囲気満開。

夜になると2丁目あたりからオカマもチラチラ出没するとか。僕も大学生になったので親父も次は夜に連れてってくれるそうな。楽しみ。

ゴールデン街を出ると、アドホックの近くにあるジャズ喫茶につれってってもらった。照明が程よく落ちていて、ジャズやボサノバが流れる店内には一癖ありそうな客が多く、なんか春樹っぽい・・・とムラムラきてしまった。ちなみに夜はバータイムになるらしく、カウンターがしっかりしていてかっこよかった。ジャズ喫茶は昔の新宿には6つほどあったのだがつぶれてしまい、今は3つほどしかのこっていないとか。地上の喧騒とは別世界な空間でコーヒーをすするなんて、今までの表新宿(の半分も知らないんだろうけど)とは違う一面を見たな〜

とか言ったら「お前なんて新宿のなにもしらねえよ、俺はこの街でいくら落としたと思ってんだ」と喝を喰らった。

キエエエイ

新宿なめてました、すんません