服装のステレオタイプと本性の尻尾
いやあ魔のテスト期間も折り返しにかかってるので、ここは日記でも書こうかと。
でも毎日50IPくらいで80アクセス前後、つまりだいたい50人くらいがこの日記を気にしてくれてるんですね。こんなに更新も少ないのに、なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいですねまったく。
とまあ前置きはともかくとして。
今日新聞の後輩と部室で「大学生の作ったフリーペーパー」みたいな小冊子のキャンパスのカワイイ女の子特集みたいなのを見て評論していた。
「お前、こういうタイプの服はどうなの?」
「やっぱ、このコートより、スカートの丈が短いの、これいいですねー」
「これでタイツ派なら俺党だな、即党員にしてやんよ」
「あ、そうなんですか、じゃ生脚だと誰党なんですか?」
こんな愚かしくも男子学生として幸せに満ち満ちた会話を交わしていたわけだ。
しかして、こんな服チェックをしている僕であるが、人間が服装にこだわる意味とは本来どこにあるのだろうか??フワモテになりたいからとかユルカワになりたいとからとか、ガイアに俺に囁いてもらいたいからとか、そんなの聞いてない。そこに至る思考回路が気になって仕方ない。
大学生のみんなが朝洋服掛けの前に立ち今日着る服を選ぶ時、あるいは服屋で服を前にして何を買うか迷うとき、その心の奥底にはどんな心境があるのか。
1、周囲の異性の気を引きたい
・お年頃の人間といえば、口ではなんといおうと、服で自分をアピールしたくて仕方ない。いろんな主張タイプはあれどこんな自分を見て!気づいて!
という動物の本能的アピール
2、同姓の中で浮きたくない
・同じような服をみんな着てるし、なんかみんなの中で浮きたくないし・・・やっぱこのコート着とこう、このアウターにしことうという周囲の中に溶け込みたいカメレオン的チョイス
3、単純に、違う服を着ることで違った自分になれるようで楽しい
・やっぱりこの服カワイイ、あーこれもいいかも、あ、これもなんかちょっと違った雰囲気でなんかもう楽しくてしょうがないの、もう!(男版もあり)
4、自分らしさ、の体現
・まあ私には、俺にはこういうこだわりがあるし、こういう服を着るのが性に合ってるからこれでいこうという我が道を行くタイプ
まあ、JJでもCanCanでもananでもいいんですが、それぞれ服のテイストを選ぶ上でこんな風に考えるんじゃないでしょうか、と僕は推測するわけです。っていうか恥ずかしながら僕がこう考える時があるから、4以外のケース(服の方向性とか定まらないし)。
まあ「俺こう思うから、お前もこう思うだろ??っていうのはいささか乱暴といえるかもしれないけども、まあ少なからずこんな感情を抱いたことはあるんじゃないでしょうか。
人は見た目が9割とはよく言ったもので、立ち居振る舞いや表情はともかくとして、私服でやはり気になるのは「どんなタイプの服を着ているのか」という点ではないだろうか。そこでお嬢様ならお嬢様で、お姉系ならお姉系で、下北原宿系ならそれで、という風に知らず知らずのうちにその人の中身まで決めてしまう。
その人の趣向や性格なんてある程度話さないとわからないわけだし、メインストリートですれ違う多くの人の中身まで知っていたらエスパーだ。
しかし、だからこそ、その人に自分が張ったレッテルとその人の本当の姿にズレがあった時、なんだかとっても萌えてしまうのはこの廃人だけだろうか。
俗に言う、ギャップ萌え、という奴である。
見た目はハデハデでつんつんなのにお嬢様だったり、そう見えないのにやけにスポーツに詳しかったり、ヲタだったりとまあそのギャップには多種多様なものがあれど、普段は集団の中に紛れて違う顔で振舞ってますが実は・・・というのがなんとなく好きである。
人間は尻尾を持っているという。普段の生活ではその尻尾を隠して生きているが、気を許した相手にはこっそりその尻尾を掴ませる。その尻尾の掴み心地が実にいいので、つかまされたほうはなんだか好意を抱いてしまう。その尻尾の様子が持ち主に対して意外であるほど、その気持ちは強くなる。
世の中でうまく立ち回っていける人の一つのタイプとして、自分の尻尾を上手く掴ませる人が挙げられるという。
その尻尾の名前は「秘密」。
あなたは、どんな尻尾を隠しているのでしょうか??僕には、どんな尻尾が生えているのでしょうか?