新・時の軌跡~yassuiのブログ~

旅の話、飯の話、リビドーの話。

DVD返しにTSUTAYAに行ってきた帰りに、特殊メイクか!っていうくらいに化粧濃い年齢不詳(40〜50?)の女に声をかけられたんだが。

青梅街道で。





最初チラっと見た時は、





「うわ〜なんか時間が時間だけに胡散臭いの歩いてるわ・・・」



と思ってチャリで全力スルーの方向だった。

しかし



「すみませんすみませんすみませんすみません!!!!」





・・・コワッ





って思いつつ興味本位で引き返す。近付いてみるとドぎつい香水の匂いが漂ってくる上、網タイツを履いているものの、裸足である。異様に華美な恰好も明らかに怪しすぎる。深夜3時半にアブノーマル過ぎる。





女「あの〜、西荻窪ってどこですかね?高円寺から歩いてきたんですが、迷ってしまって・・・」





この秋が深まりつつある寒々しい夜中に、裸足で2駅分歩いてきたということだろうか?正気の沙汰ではないが狂人にも見えない。なにかしら事情があるのだろう。

1番無難なら終電を逃して徒歩で帰宅中といったとこ・・・いや裸足が意味わかんねえwww

とかチラチラ思いつつ





廃「あのマンションの横を通って、奥に見える中央線の線路を目指しながらひたすら真っすぐいけば西荻窪に着きますが・・・」



と、とりあえず教えると







女「助かりました!ありがとうございます!」



としゃがれた声で言っておもむろに鞄の中から財布を取り出し





女「感謝の気持ちです!貰って下さい」



と1000円札を差し出してきた。



いやいやいや



と思い一度断ったがパワープッシュしてきたのでありがたくいただいた。



女は香水の匂いを残してぺたぺたと夜道を歩いて行った・・・





女が去ってから、自転車押しながら道案内くらいしてやってもよかったかな・・・

と思ったが30分あの異様な女とコミュニケーションする自信がないな、と思い直した。

本当の善人なら出来るのだろうが、正直イッパイッパイだった・・・





寝るか。