ユグドラシル

昨日、僕の好きなBUMP OF CHICKENの新しいアルバムを買った。タイトルは、「ユグドラシル」。世界樹という意味だとか…ドラクエ！？まあ彼らゲーム大好きだしね、ジャケに飛空艇みたいなのついてるしね。グングニルだしね。

中身は、かなり心にグサグサくる。聞き手の胸をこじ開けてくるナイフのような歌詞がBUMPの魅力だと思うんだけど、今作は特にズバッと言ってくれてます。

大人と子供の狭間で揺れて、原因不明の倦怠感に襲われ、無気力になる若者。本当は何もわかっていないのを他人に知られるのが恐くて、人生を悟ったかのようなふりをしてしまう人の弱さ。本当の自分の望み、スタイルを見つけられないままに流言、流行に流される虚しさ。

このような、普段自覚しているものの、なおざりにしてしまおう、逃げてしまおうとする己の弱みをこの作品は厳しく攻めてくる。

それと同時に、努力の向こうに見える栄光、何かを愛しく想う心の美しさ、生命の灯の暖かさなど、人間の希望、理想などをシビれたハートに注ぎ込んでくれる優しさもこの作品には含まれている。

やっぱりBUMPの人達もまだ若いと同時に、悪いモノは悪い！美しく、良いものを目指したい！と言える情熱を持っているからこれだけリアルなアルバムが作れるんだと思う。BUMPの1stアルバムの帯には、「情熱は約束を守る」と書いてある。これからもBUMPの鋭いナイフと熱い情熱はたくさんの人を魅了してくれそうです(^O^)是非聞いてみてください！