きょうのできごと

今日から部活がしばらくオフになるので昼までぐっすり寝てみた。目が覚めると窓の外は雪で真っ白だった。そして当然寒かった。

最近DVDをよく見ている気がするが、今日も「きょうのできごと」という映画のDVDを見た。

妻夫木、田中麗奈などを中心に、結構いい俳優が出ていた。平和な日常を送る大学生達、浜辺に打ち上げられたクジラとそれを取り巻く人々、窓から落ちて狭い雑居ビル街の隙間に閉じ込められた男の３つの場面で進んでいき、それぞれの場面が微妙な関係を持ちながら淡々と進んでいく。なにか深いテーマ、重大なメッセージ性があるというのではないが、あまりに日常的すぎる場面と非現実的な場面、が干渉しあって不思議な面白さをまとった映画のような気がした。

「自分達の知らないどこかでいろんなことが動いてる」という感覚。テレビでニュースを見る者と、ニュースの対象者の違い。自分と他人、他人と自分。立場というものの不思議というか、非情というものか。

話はかわるが日付が変わるにつれスリランカの地震、津波の被害の甚大さが数字になって表れ、それがニュースとなって僕たちのもとへ伝えられる。だが被害者の方々は間違いなく数字で表しきれないような悲しみにうちひしがれているのだと思う。

年末にこのような悲劇が起こるとは胸が痛むが、早く援助活動が開始されることを祈るしかない。