鳥肌…感動ってなんだ?
好きな本、好きな漫画、好きな音楽、好きな映画。僕には自分が好きな作品を選ぶポイントがある。それは、「鳥肌が立つ」ことだ。
鳥肌が立つとはあまりいい表現とはいえないのかもしれない。黒板を爪で引っ掻くと鳥肌が立つし、裸で冬の風呂場への一歩目を踏み出しても鳥肌が立つ。
しかし僕にとっての「鳥肌が立つ」とはもう最高に感動した時の現象なのだ。
さて、感動と一口に言うがそれはどのテのものが多いのだろう。
その1、共感。歌詞を聞いて、あ〜こいつの言うこと納得しちゃうな、とか、こいつがいってるのって俺のことじゃん!とか。漫画読んで、こいつなんて可哀相なんだ…とか思ったりする傾向の感動。
その2、圧倒。大長編の小説や映画の世界に触れて、そのスケールの大きさやクライマックスの盛り上がりに思わずぞくっとしてしまう傾向。
その3、懐古。自分の過去の体験やなにかと被る部分に出会い、作品に自分を重ね合わせていく傾向。
その4、個人的好み(笑)はっきり言ってこれを言い出したらキリがないが、誰にだって「他の奴がなんといおうと、俺はこういう世界観や価値観に感動してしまうのだ!!」というのがある……はず。
と思うがままにいくつか挙げてみたが、実際の感動はこんな簡単に区切れるわけがなく、いろいろなものが混ざり合っているのだろうと思う。
試しに自分の部屋にある作品、思いついた作品を分類してみる。
その1、共感。→音楽…Mr.Children、BUMP OF CHICKEN、GOING STEADY、映画…きょうのできごと、漫画…BLACK JACK、鋼の錬金術師?機動戦士Zガンダム
小説…アルジャーノンに花束を、キャッチャー・インザライ、村上春樹全部、芥川龍之介、太宰治など?
その2、圧倒。→音楽…新世界、モルダウ
映画→ラストサムライ、A・I、マイノリティー・リポート、デイ・アフター・トゥモローなどアメリカ系(笑)
漫画…火の鳥、機動戦士ガンダム
小説…三国志、レ・ミゼラブル、愛と幻想のファシズム、深夜特急、吉村昭全部、遠藤周作全部、司馬遼太郎全部、
ゲーム…ファイナルファンタジー全般、
その3、懐古→音楽…宇多田ヒカル、KinKi、SouthernAllStars(おそらく小学生時に潜在意識に染み込んだポップス)モーツァルト、ベートーベン、ショパン(さらに幼児期に知らぬ間に刷り込まれたクラシック音楽)
映画…さよなら、クロ
漫画…ONE PIECE(読むと小学5、6年生に戻れるから…主旨違ってきた…)
小説…海峡、井上靖全般
その4、個人的好み→音楽…スピッツ、
漫画…3×3EYES、新世紀エヴァンゲリオン、ドカベン、あしたのジョー
小説…安部公房、
ゲーム…ポケットモンスター
スポーツ…甲子園
はっきり言って分類不能なものがほとんどだった。無理矢理分類したものも眺めてみると配置を間違えている気がしてくる。そもそも某新田翁が現代文で説くように「人間の悩の判断には常に主観的感情が含まれているのだ」から自分の感情を自分で区別するなんて不可能なんだろうか…?頭こんがらがってきた…最近の現代文は難しい。
まあとにかく、僕は感動すると鳥肌が立ちます(笑)