10年前の夏、高校球児だった僕は駒沢球場でどんな気持ちだったか
今年の高校野球部の後輩の試合を神宮球場に見に行った。
相手は目黒学院。相手エースに苦戦し7回まで8-2。
正直ここで終わりだと思った。だがここで終わらなかった。
相手エースの足がつる→
変わった相手投手のストライク入らず8回で8-4→
9回も状況変わらずライトが救援するも押し出し連発→
もう一人リリーフするも四球しかでない→
これ以上四球を出すと海城が逆転してしまうので野手背番の控えが救援→
投球練習中足がつる→
やはり四球連発で目黒8-海10→
9回裏に海城の救援投手が0で抑え試合終了。
目黒自滅が一般的な見方だが、海城も途中コールドの危機に耐えて9回までもちこみ、まさかの奇跡を迎え9回裏を抑えたのはすごいと思う。
彼らにとってこの試合が一生忘れられない思い出になることは想像に難くない。
僕もちょうど10年前の夏の大会、9回裏に4点差を逆転して勝つという一生ものの思い出を駒沢球場で得た。結果だけ転がってた↓
しかし、記憶とは摩耗するもので具体的なシーンや気持ちは忘れかけている。
で、なんとなく漁ったらありました、稚拙な文章が恥ずかしいがその時の記憶。
試合後一月でもう自分の打席しか覚えていないあたり薄情なものだが、それだけその時の17歳の心は燃えていた、ということにしておこう。
このころなぜか心が空っぽになって泣いたりしていたな。結局目指していた神宮には辿りつけなかったし。
でもまあ、この試合の話でで未だに皆と酒が飲めているし、それはこれからも続けられることだろう。
さて、現役には今週末に神宮第二球場でまだ試合がある。相手は国学院。
実力的に言えば目黒学院ほど脅威でないはずだが、何があるかはわからないのが野球。
全力でぶつかってほしいと28歳のおっさんは思うのだった。