新・時の軌跡~yassuiのブログ~

旅の話、飯の話、リビドーの話。

夜を駆ける

どうも、廃人、安いです。

昨日今日はかなり人間捨てた生活してました。

昨日は河合の私大模試。古文をはずした以外はかなりいけた気がする。というかかなり簡単。友人の「受ける必要ない」という言葉が思い起こされる。

隣に座ったのが、都立小松川の女の子だったんだが、香水がぷんぷんで、1時間目の最初は興奮しちゃって集中できなかったくらいだ。模試に香水つけてくんじゃないよ!!

模試後、河合の同じ校舎で自習していたGとNに合流。

3人で夕方の新宿をさまよう。Nはなにやらお洒落な服を着ていた。聞いてみると。イケてる彼の友人と服を買いにいったら勧められたという。黒い上着だが、1万2000円したらしい…!!かっこよくなるのって金かかるのね……

Gの携帯機種変に付き合ったおかげで、思わぬ収穫!彼は機種変でたまったさくらやのポイント400円をガッツリプレゼントしてくれたのだ。おかげで黒いガンダムマーク2のガンプラをゲット!!

まあここまでは割と有効な休日の過ごし方だったわけだが、その後徐々に狂い始める。

親父から、今日は外食するぞ!というメールが入ったので荻窪へ帰り、駅ビルへ入った。

荻窪は店が多い街で、駅ビル2種類の他にもたくさんのメシ屋、居酒屋、遊び場があり、外食にはピッタリだ。

親父は昼間原宿で買い物してきたらしくえらくご機嫌で、コージーコーナーでシュークリームを買おうといい出した。

駅ビル1階の食品街で、コージーコーナーは正面玄関の1番近くにある。

コージーコーナーの前に到着すると玄関付近で女子高生が3、4人たまってプリンやらお菓子を食べているのがガラス越しに見えた。う〜ん、やっぱり女子高生はいいなあ、と思った後、コージーコーナーの前の陳列棚の前で、日曜日の午後7時半にたたずむ売れ残りのケーキ達を眺めていた。

親父はプリンとシュークリームを注文しつつ、お姉さんの店員としゃべっている。

その後事件は起こった!!玄関の自動ドアがあき、チラリと横目で見ると、女子高生の1人が僕に近づいてくるではないか…!!

身長約155センチ髪は肩くらいまでで黒スタイル普通胸は推定Bカップ!顔はそんなに悪くない!スカウター無しでも測定可能な僕の頭脳は激しく回転!!

しかしチキンな僕は女子高生を直視することはできない(ザコすぎ)!!

なぜだ!なぜ僕にちかづく?小学校の知り合いとかか?全く見覚えのない顔だ!でも女は化粧すると誰かわからなくなるからな……でもし知り合いでないとすればこれはいわゆる逆ナンという奴か!?おいまてコラアうかききき〜〜 !!

僕の頭脳がオーバーヒートしている間に彼女は距離をつめてくる。

玄関の外からはキャーキャー言うほかの女子高生の声が聞こえる。

2歩くらいの距離で彼女は立ち止まる。この距離で直視されたら普通の人間はきづいて反応する。しかし僕はフリーズしたまま。わざと無視していると受けとられかねない状態だ。

「あの〜」



























おいマジか??声かけてきたぞ??女の子から声かけられたのなんて中1の文化祭以来だぞ!!今日から俺の人生180度方向転換なのか??でもやばい!女の子と目を合わせられない!!どう反応すべきか??

その時「よっしゃ、飯食いに行くぞ〜〜!!」という親父の声が。体温が5度ほど上がっていたのではないかと思うほど緊張していた僕は、パブロフの犬の如く、条件反射的に親父の声に素早く反応し、そそくさとその場を離れてしまったのだ。

うわ〜最悪。自己嫌悪×1000。その後お好み焼きを親父と食べに行ったのだが僕は凹みっぱなし。親父は模試のできが悪かったからと勘違いしたらしく、楽しかった自分のキャンパスライフについて語り出したが、僕は内省にふけっていて聞く耳を持たなかった。

あの女の子は何を伝えようとしていたのか?アドレスでも聞きにきたのか?だとしたら僕は恋する乙女心を踏みにじったことになる…最悪のケースだ。女の子はショックだろう。

おいおい何を思い上がっている。お前のルックスで女の子が逆ナンしてくるわけないだろうが。あの女子高生グループの中の罰ゲームとかで、あそこにいる変な人に声をかける、とかいうのかもしれないだろ〜が!だから外で騒いでたんだろ??女の子はお前が去った後胸を撫で下ろしていたんだ!気にすんな!

いや、逆ナンでも外の女子高生は騒ぐだろ?お前はひどいことをしたんだ!反省しろ!

僕は思い悩み、家に帰ってもそれは続いた。

夜が更けてもなんだか眠れず、ずっとあの瞬間を悔いていた。

気がつけば早朝4時。カーテンを開けると、独特の寒気と冷たい雨が暗闇を際立たせている。

僕はなぜか衝動的に立ち上がり、服を着替えた。そして傘を片手にとりこっそり家を抜け出した。

自転車で夜を駆けるのだ。スピッツみたいに。

誰もいない住宅街を抜け、駅へと向かう。駅のホームには始発を待つ人がポツポツといる。

トラックとタクシー以外の車は通らない。酔っ払いがうろうろしている。24時間営業の店では大学生くらいの若い男女が必ずたまっている。希薄な空気が街を漂っていた。夜が明けてきたので帰宅。

家に着くと例のもやもやは不思議と消えていた。早朝のすんだ空気が洗ってくれたのか。

しかしその代償として今日は寝っぱなし。食っちゃ寝生活。もうだめ…

明日から復活しないと…