新・時の軌跡~yassuiのブログ~

旅の話、飯の話、リビドーの話。

スノボと半兵ェ

日帰りスノボ行って来た



午前中はよかった、昨シーズン終盤やっとこ滑れるようになった感覚が少しずつ戻ってきて、運動神経悪い僕なりにいい気分で滑れてたんで。

しかし昼食を済ませて午後、何をとち狂ったか間違ってクロスカントリーまがいの平面の狭路に入り込んでしまい、えらい苦労した。

やっとのことでそこを脱出したら、モーグルで使うような凸凹の斜面に間違って出て徒歩で登って引き返すことになったり。結局終盤30分は休憩所でへたっていた・・・

ちなみに今回選んだ戸隠は7割方スキーヤーのスキー場らしく、もし足を運ぶ機会があったらスキーを選択することを強くおすすめする。





スノボが終わって退屈なバスに6時間ほど揺られて新宿に到着。

やすとひろむから「飲まないか」的メールが届いていたので馬場の半兵エに移動した。昭和風味で安い居酒屋ですた

とりあえず注文しようと思って

廃人「生一つと、かわと、砂肝と、もも2本」



中国人店員「カワハシオトタレドチラニシマスカ?」



廃人「えー、塩で。」



中国人「スナギモハドチラデスカ?」



廃人「えー、塩で。」



中国人「モモニホン、シオカ、タレカ!?」



廃人「!!(こわっ)えー、塩で。」



今年初の居酒屋でこんな高圧的に、命のやり取りをするかのような口調でタレか塩かの選択を迫られるとは思わなかった

ドラクエの武器屋の親父だってもう少し優しく二択を提示してくれるぜ

その後この店員は、キャベツにつけて食べるための辛子味噌を颯爽とテーブルから奪い去り、僕らはさびしく生キャベツをポリポリかじったりしていた





まあそれはともかく、落ち着いてテーブルを見回し、新年初がこやつらか・・・と思いつつ思いをめぐらせるに・・・いつのまにか毒男が自分一人!!

嗚呼、時という輩はなんと残酷な存在か、と一人嘆き、そこはかとない疎外感を漂わせてやろうかと意気地なしなことを考えたりもしたのだが、せっかく忙しい間を縫って再会を果たしたのだ、と思いなおした僕は、まったりと久闊を叙することにした。

具体的には近況を語ったり下ネタを語ったり彼らの彼女の乳のサイズを問い詰めたり下ネタを語ったりオカズについて意見交換したり下ネタを語ったりウィンナーの串刺しについて議論したりしていた。







そんなこんなだが隣のテーブルはもっとヒドかった。それはもう、部活帰りの男子高校生がサイゼで話す下ネタくらいひどかった。

不適切な表現が頻出するため「ピー」音にて伏せさせていただきます。



男A「早く入れたいからさ、ピーをもう音速で舐めたんだよ!再現するとさ、ホラ、こんな感じで、レロロレロレロレロレロってさ、あの時の俺は、必死だったね、ガチで。

そしたらさー、その女のピーがやたら狭くてさ、全然入んないんだよ、気持ち、半分くらい。単位で言うと、半チンね」



男B「何それ、つまりお前のチンコがデカいって言いたいわけ」



男A「ちげーよ、リアルな狭さだったんだって!そんでさ、仕方ないから動きながら乳を揉むわけなんだけどさ、その女、乳首が以上にでかいんだよ。まさに乳輪を覆い隠さんばかりの乳首でさ」



男C「あー、いわゆる乳首と乳輪が一体化してるタイプね。ポケモンで言うとディグダ的な」



男B「でもさ、乳輪がやたらでかいよりは乳首でかいほうがまだよくね?たまにさ、ダグトリオみたいに、どれが乳首で、どれが乳輪なのか、よくわかんねえくらいの、まさに乳輪の中に乳首が混在してますみたいなのいるじゃん、それよりは、乳首の主張が強いほうが俺はまだ許せるんだけど」







どこの早稲田生か知らないけど、そうじゃないかもしれないけど、もう勘弁してください

ディグダとかダグトリオというノスタルジックな名前とともに「あなをほる」とか「きりさく」とか猛々しい名前のわざが脳裏に浮かんだんだけどなんかもういろいろ残念なわざにしか見えなくなってしまった



「DTの持つ探究心と言うか、モチベーションというか、そういうのを喪失した気がする」とひろむは語っていましたが、かれらにはそれがありあまっていたらしく周囲には栗の花の匂いが漂わんばかりの勢いでした。











さて、宴もたけなわ、ラストーオーダーのキャベツをたいらげ、会計を済ませ、そろそろ店を出ようかなという頃合いに、新たな刺客が現れた。

そいつらは突然僕らの背後のテーブルで声を荒げ始めた。



男A「いやね〜もうね、水樹奈々と会えるならもう死んでもいいんですよお〜。だって、神だから!!崇拝の対象だから!」

男B「じゃあお前、もう水樹奈々と結婚しちまえ!!」



明らかに聞き捨てなら無い人名、テクニカルタームを操る彼らは正真正銘のKIMO-OTAであることに間違いないと脳内認定した僕らは、しばし彼らの会話に耳を傾けることとした。



男A「水樹奈々はね、きっと彼氏に満足してないんだよ、これ絶対そうなんですよ!だから、俺が幸せにしてやらなきゃいけないんですよ」



男B「そんなエラそうなこと言ってさ、お前、水樹奈々と握手とかしたら涙だらだらに流して喜ぶんだろ」



男A「お前に水樹奈々の何がわかるんだよ!!あ、でもな、今度ライブ行くの!!くぅ〜、ほんと、楽しみだよお。俺ね、うちの会社のCMに水樹奈々を出せるなら、なんだってしてやりたいよ」



男B「でもさ、わざわざ高いテレビCMにそんな末端のタレント使ったって、大した費用対効果得られないでしょ。叶わぬ夢だな。これ、電通調べね」



男A「残念だ〜。うちの全社員を敵に回しても実現したいんだけどなあ〜。あー、俺こんなに飲んだの久しぶりだよ〜」



その他にも水樹奈々に関する妄想を一切合財飲み屋でぶちまける男Aの暴走は止まりそうになかったので、僕らは机の上で上半身をよじりながらキャベツやねぎを机に練りこむ男Aを横目に店を出ることにした。

店を出る間際振り向くと男Bが



「あ、そういえば!!PS3がさあ!!!」



と急に体を仰け反らせながら大きな声を上げていたので、これからは男Bのゲームトークでも始まるのかとしばし引き返そうと思ったが、さすがにやめておいた。









世界って、広いですねえ





だがそれがいい